タイトル絵は、絵師のふわにゃ様よりいただきました。
多少ご想像に異なる点もあると思いますので、ご想像と異なる場合は、自分のご想像のキャラをイメージしてください。

「あ………あの………これを」
俺は秋の涼しく肌に触れると鳥肌が立ってしまうようなそよ風が目の前の女子生徒の長い黒髪を後ろにたなびかせる。
「この手紙を………」
目の前の女子生徒が角度75度くらいでお辞儀をしながら手紙を俺に向けて渡してくる。
俺だって告白をされて嫌なわけは無い。
しかし、俺は知っている。
これは
俺への告白では無いことを。
「風間白夜君に渡してください」
さっきまでの風が俺に対しての逆風に変わった。
今度は俺の黒色の髪が後ろにたなびかれる。
飛んでいく枯れ葉が手紙の上に乗る。
俺は感情を無にして手紙を受け取った。