君は怖い 3話
えっ いやなんでこの学校にこいついんの?
隣の県立元女子校に入学しなかったっけ?
えっなんでこんな頭のおかしいとしか思えなかったこいつがよりによってここにいんの?
「…」
「無反応でつまらないな〜。遊ぼうよ〜。ね〜遊ぼうよ〜。」
いやそんなにいじらしくしてもな…
「なんでお前ここにいんの?」
「えっ酷くない。入学式からずっといたのにさ。同級生だよ!!同級生!!おかしくないかな!!」
あれっそうだっけ。俺の記憶違いだったか?まあいっか…。
「で、なんの書類渡しに来たんだ?」
「えーとね。」
なんか鞄の中を漁り出したな!?。何してんだこいつ?
もしかしてそのぐちゃぐちゃの鞄の中に入れてんのかよ…
「はいこれ。渡したから遊ぼ〜」
えーと〜なになに創部手続き書類
ンッえっとーうん。なにこれ俺関係なくね!?
「これ渡す相手ほんとに俺かな?」
「えっ先生が、そこら辺の暇そうなやつに渡せって言ってたからなんだけど?」
「いや。それ俺じゃなくて。職員室の先生の誰かじゃない?」
「えっ…ごめん」
えっなんか…。気まずくなってんだけど。えっこれはおれのせい?
「…うん。」
「じゃあ一緒に渡しにいこうよ!!」
はっ?なんで?こいつといかないといけないんだよ!
「一人で行ってこいや!なんで俺行く必要あるの?!」
「えっとね。えっとね。うーんとね。なんとなくかな?…」
うぜえ…。それにこいつ日本人だったはずなのに、日本語通じねえ。クソダリィ……………
「はぁ…話通じねえ…」
「ねぇ。行こうよ!!」
あっこれもう。行った方が速いな。さっさといって終わらせて帰ろ…。諦めてやるか…。
「あぁ。行ってやるよ。渡したらさっさとどっかいけ。」
「ヨシッ。じゃあ出発だ。隊員のえーとなんだっけ?」
なぜ隊員?センスがわからねえなこいつ!
「秋風 遥だ。」
「うん!。じゃあ気を取り直して。はるはる隊員。出発だ!!。」
「はいはい… わかりましたよ。」
はるはるって誰だよ。はるかだっつうの…。
「…」
「しっつれいしま〜す。1年3組 花蕾兎 奈緒でーす。」
えっ何こいつ。めっちゃ軽いんだけど先生達に対して失礼だと思わないの?
「…」
「はーい。なんか用かな?遥くんと、なおちゃんは?」
えっ先生普通に対応してる!?
大人やなぁ。真似出来ねえわ…
「書類を見てもらっていいですかー?」
「はいはい。えっと創部書類かな。顧問は誰がなるのかな?」
「先生だよ!!」
えっ誰?
「えっとね。誰先生かな?」
「だからくーちゃん先生だよ!!」
誰くーちゃん先生かわいそ…
「えっ私?…そんな話聞いてないんだけどな?まあこの子不安だしな〜。」
優しいな。おいっもっとなんかいってやれよ!せめて言動位注意してくれよ…。
「ねぇ。先生独り言言ってるけどどうしたの?」
「あっなんでもないわよ。顧問は私ねわかったわ。ちょっと書類を貸して頂戴。」
「はいっ。どうぞ!!」
「魔法少女部?まぁいいわ。さっさとサインしちゃおっと!!はいこれ。校長先生の所に持ってってくれるかな?いなかったら、この手紙をおいていってね!!」
えっ魔法少女部そんな部活つくれんの!?
「は〜い!!失礼しました‼️。」
ガタン。