前田宅(拘留所から派生)
柴田に変異してしまった容疑者である「前田」の家の住所を伝える。
「あー…結構な距離あるんやねぇ…まぁ任せとくんなはれ。前田容疑者は取り押さえられた時はまだ人の形を保ってました。うちも現場におりまして、やたらと力が強うて5人がかりでやっとこさ取り押さえた言う感じなんやけど。
確か、結婚指輪しとったんやねんなあその時。家族がおるようなら改めて捜査令状をとらな行かれへんかも分からへんさかいとんぼ返りになるかもわかりまへんよ。」
と言いつつ出発することになるだろう。
探索者達はボロボロの一軒家へと到着した。玄関横の赤いポストにある表札には「前田」と油性ペンで書いてある。
ここから探索
詰まるまではなにも言わない。
扉
開かない。正当に侵入するなら家宅捜索礼状を手に入れてからでなければ面倒になりそうだ。蹴破ったりしたらだめ。
ポスト
中には借金の取り立てやら差し押さえがなんたらといわゆる赤紙だらけ。
目星ロール
郵便物を抜いたポストの天板にテープで何かをつけてある。
置き鍵を入手、玄関の鍵である。
扉をあけるとゴミ屋敷といった風である。
一通り部屋を見て回るが気になったのはゴミが押しやられたスペースにある机。探索箇所提示
チラシ
あなたは今、幸せですか?と言ったまぁよくある宗教のチラシだ。宗教の名前はネオリーンズ。
(先に拠点でインターネットの調べ物をしていればこの宗教のお偉いさんが来日したと言う記事を思い出せる)
なんでも我らは元は一つであったのにバラバラになってしまった。だから不平等が起こってしまうのだ、また一つに戻ることができれば幸も不幸もない、真の平等が生まれ世界は平和になるといった信条であるらしい。
(ようはニョグタモドキは一つになって地下にいる訳で、皆ニョグタモドキになって一つになろうよ!お前死ぬけど!ということである。はた迷惑な話だ)
信者募集中と書いてある。
空の注射器
そこそこの本数がある。
どれも空であり日常的に投与していたのだろう。
写真立て
倒れているために見えなかったが立ててみると真っ白な紙が入っている。
リアルアイデアがなければアイデアを振らせて写真立てから外させる。
その紙は家族写真だった。日付は1年ほど前で、加害者の前田と少し派手なその妻、子供が並んでいた。そこに映る前田は優しげに微笑む人物だった。
心理学オープンロールorアイデア2分の1
成功情報
このように写真を裏返して入れるのは過去から目を逸らしたいがための心理だろう。家族に逃げられ、薬物に溺れ、どんどんと惨めになって行ったに違いない。
(なぜ薬物に手を出したかの動機。)
開かれた封筒
解雇通知が入っている。日付は3ヶ月ほど前。そこそこの役職からいきなりの解雇?降格では済まされないようなことをする人物なのだろうか、少なくとも写真からはそう見えなかったが。
(不当なリストラで収入がなくなり、妻が見限って子供を連れていった。)
引き出し
中を開ければ通帳と印鑑が出てきた。
通帳の中身を見ればそこそこの金額がある。
少しづつだが溜まっていくが3ヶ月前を皮切りに減少傾向へ。2ヶ月前からは加速的に浪費しており、僅か1か月足らずで残高は23円になっている。(2ヶ月前から薬を購入、使用し始めている。)
聞き耳ロール
成功情報
引き出しを開けた時、何かがズレるような音がした?と思い至るだろう。
わからなければアイデア
引き出し自体から鳴ったように思える。
引き出しを注視する(目星ロール)
底板に若干の隙間がある。上げ底になっていてその中には注射器が1本。まだ中身が入っている。
探索終了、情報共有へ