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三羽高明さんより その6
『故郷の村のもふもふな奇祭が無くなって十余年後、俺の住んでるアパートに変なおっさん共が現れた。』より
嗚呼、恐ろしきかな、頭髪への執着心
投稿者: 三羽高明 [2021年 09月 11日 10時 46分]
村の中心にある寺に祀られた地蔵にカツラを被せ、それを見ながら宴会をする。
そんな奇祭が執り行われている集落で育った主人公も、村を出てからもう十年以上が経ちました。
しかしある日、主人公の家にその地蔵に似た男たちがやって来て……。
主人公に降りかかる悲劇があまりにシュールで、それが一周回って恐怖を呼び起こさせてくれるホラー小説。
髪への執着心は恐ろしい。読後に抱く感想は、この一言に尽きます。
※
三羽高明さん、ありがとうございました<(_ _)>




