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始まり

これはJCが書く理想と現実のお話です。


あったらいいこと、1度はやってみたいこと、それらを書いています。


どうかこれを読んだ人の人生観が変わりますように…


(多分変わんないな、うん)

世界には2種類の人間がいる。

華のある人間と、まるで華のない人間。

そのどちらかによって、人生は大きく左右される。

そして私は、華のない人間…



第1話


私は舞崎華恋(まいざきかこ)。普通の女子中学生だ。しかし、私は周りからいわゆる「いじめ」というものを今日初めて受けた。

原因は私のミスだ。少し気になっていた先輩と付き合い初めて2ヶ月。先輩が私のことを「もう飽きた」と言っていたのを聞いてしまった。確かに私は華がない。正直言って女子力とはなんぞやって感じ。だから、振られる前に振ってやった。そしたら「お前なんて誰からも必要とされてねぇよ」と言われた。その瞬間何かがプツンと切れた気がした。

(私は必要とされていない…)

人間とは酷いものだ。1度そう思ったら、もうそうとしか思えなくなってくる。そんなことを考えていたら、何事も上手くいかない。委員会の仕事でミスをしても、誰も何も言わなかった。

そして、それから私には何も仕事は回ってこなかった。誰も私に、話しかけてこなくなった。


「誰からも、必要と、されてない…」


そう実感した。そして、それからはもう何事も

どうでも良くなっていった。



そんな時だった。彼に出会ったのは。いきなり


「大丈夫?」


と声をかけてきた。誰かと思うと、制服を着た男子だった。うちの学校とは制服が違うし、背も高いから、おそらく近所の高校生だろう。


「ものすごくフラフラしてたから…」


そういうと、彼は笑顔でこう言った。


「もし良かったらさ、うち来ない?」


(…………は?)


さすがにやばい。それはやばい。見ず知らずの女子中学生を放課後自分の家に呼ぶ。それは色んな意味でやばい。本当にこの人の頭は正常に動いているか、真面目に不安になった。


「あの……もしかして、厨二病とか…?」


「俺高1だよ?そんな病んでないよ?」


「じゃあ、脳震盪とか」


「どこも異常ないです。」


「朝ごはんに消費期限切れの牛乳を飲んだ?」


「別に腹下ってません!」


「なら、…」


「もういい!もういいから!」


そういうと、彼は深呼吸をしてからこう言った。


「今、うちで若い女の子探してるんだ。なるべく未成年の。」


「キャバクラ!?」


「違う」


「メイド喫茶!?」


「違う!」


「もしかして………人身売買!?!?」


「違う!!」


少し言い合っただけなのに、私たちは息が切れていた。しかも、方や顔面蒼白の女子中学生、方や必死の形相で否定し続ける男子高校生という絵面だ。これがもう少し街中だったら警察に通報されていただろう。


「じ……じゃあ、一体、なんなんですか………!」


「……俺たちは、華のない…女の子を、探してんの…!」


「はぁ?」


「その子たちを、救うのが、俺たちの仕事なの!」


話を聞いているだけでは、いまいち状況が理解できない。


「あ、あの〜」


「え?」


「別に、救って欲しいって思ってないもいると思います。」


だってそうだ。私だって今、別にこの人について行こうとは思えない。


「うん、まぁ、そうだね」


「?」


「そういう子を今まで何回も見てきた。し、そのせいで何回が通報された。」


(ですよねー………)


「けど、1度も捕まったことも、警告出されたこともないよ?」


「え?」


この人たちは警察に伝でもあるのだろうか。それとも、ちゃんとした企業なのか、今はまだ分かりきれなかった。


「俺たちは、別に怪しい企業とか、君たちに体を売ってもらったりする裏の世界の会社でもない。」


「……」


「ただ、口で説明するよりも、見てもらった方が早いと思っただけ。ほかの子たちともね」


「ほか…私以外にも人はいるんですか?」


「うん、まだみんなで顔合わせはしてないけどね」


「それ、お給料出ます?」


「ある程度の生活用品、食品、娯楽に関してはこっちが負担するよ?」


「期間は?」


「短くて4年かな」


「長っ」


(でも、普通のアルバイトもそのくらい続くこともあるし…)


「その仕事で得られるものとは?」


「新しい自分、そして君たちが見た事もない世界」


「その仕事のデメリットは?」


「色々体への負担がすごいと思う。君たちは、ほかの人たちよりも3倍くらいの努力をしてもらいたいから。」


「努力……」


「仕事内容は?」


「簡潔に言うと、世界を変えて欲しい」


「うーん…それは無理じゃないかい?」


「大丈夫!そこは俺たちがもう準備してる」


しばらく面接のような会話をしたところで、1回考えた。正直まだ不安はある。けど、今更私がどうこうなったところで困る人もいない。なら、ほんの少し、その無謀とも言える挑戦に手を貸してもいいんじゃないか、と。


「とりあえず、まだ信用は出来ないので、」


「あ…うん…そうだよね……」


「1回連れて行ってください」


「え?」


「その会社に。それで決めます。」


「ぜ、是非!」


この時の私は気づいていなかった。この決断が、後に大波乱を巻き起こすことを………。

小説ですが頑張ってスポーツ物語を書きます。

皆さんも、出てくる選手たちを自分の好きなバスケットボール漫画のキャラクターなどにしてみると面白いかも知れません。

コメディー要素多め、キャラクター多めの超長編連載小説になると思いますが、是非最後まで暖かい目でご覧下さい。

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