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不老不死ロリの国  作者: 木mori
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【第二章】第二十一部分

『おばあちゃん。デブ症もいい加減にしてくれよ。』


「それは出不精だよん。周りにオデブと勘違いされるだよん。」


『でもおばあちゃんのお腹、最近ちょっと』


「それ以上はタブーだよん、通告禁止だよん!」


「なんだ、なんだ。ポッチャリ幼女が新登場か?それはそれで要チェックだな。」


「オニイチャン、ホンモノ妹だよん!」


赤いブルマをなまめかしく左右に振りながら、昆太に抱きつく。


「来るモノ、来る幼女は拒まず。ボクも会いたかったよ。抱きっ!・・・。おかしいなあ。れっきとした幼女なのに、萌えないぞ?」


幼女センサーが反応しない昆太はさかんに首をひねっている。


「「「このデブュ夫人、本当に妹?怪しい。」」」


三人幼女は構えて、警戒モードへ移行した。


「ぜったい妹だよん。このもえ、というのが証拠だよん。」


体操着を引っ張って、ホンモノアピールするが、ホンモノを強調すると、信憑性は反比例するのが通例。


『おばあちゃん、じゃなかった、おイモちゃん、こいつらヒドいんだよ!』


止まりかかった空気を動かしたのは害。


「わかったよん。もえはぁ、話をしてみるよん。」


妹疑惑が晴れないままで、赤ブルマデブュ幼女は昆太に向かった。


「もえ、オニイチャンに会いたかっただよん。もえの名前は萌江田萌絵もえだ もえだよん。もえって、ひらがなで呼んでねだよん。」


床に座って半身になり、上目遣いのウインクで、唇に左手人差し指を当てている萌絵。


「うっ。フツーなら確実に萌え大動脈が激動するはずなのに静脈、いや切れた毛細血管のようだ。なにかがおかしい。痛烈な違和感の存在がブレーキをかけているんだ。」


「どうしたの、オニイチャン。もしかしたらもえのサービスが足りないのかな?だったら一肌の半分脱いじゃってもいいかだよん。パンチラじゃないよ、残念ハラチラだよん。」


萌絵は、体操着の裾をちょっとだけめくって、横っ腹を露出した。


昆太の視線は否が応でもその部分に刺さり込む。


「こ、これは、見たことがない!」


「ホレホレ、このクールビューティなお腹に、オニイチャンは釘付けだよん。惚れ惚れしたかなだよん。」


「なんと、ポッチャリでおいしそうなロース肉なんだ!性欲より食欲が出てきたよ。言ってくれ、召し上がれと。」


「召し上がれって、そういう意味じゃないだよん。てか、どういうことだろう。もえ、幼女だからわかんないや、だよん。」


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