【第二章】第八部分
「お兄ちゃん。新しい友達ができて喜んでいるんだね?よかった。」
「箱子さん。それは少々、じゃなくかなり違ってると思いまちゅわ。」
「そうぢゃん。あんちゃんの顔にヒントが書かれてあるぢゃん。」
お約束に従い、昆太の顔には『ミニスカロリス大好き』と手書き表示されていた。
三人幼女には民主主義が共通認識されており、多数決でタイホされないことが即座に決定された。
議論が尽くされれば次に来るのは戦争、すなわちバトルということも民主主義の常道である。
「タイホしちゃうぞです、タイホしちゃうぞです。」
ミニスカロリスは虚勢を張っているが、ブルブルと震えている。
それもそのはず。三人幼女は昆太という魔湧水から魔力を得て、すでに破壊力十分な武器を手にしていた。三人幼女は昆太を使えば魔力が手に入ることを学習していた。幼児は物覚えが早いのである。
バトル人数ならびに質的面において、見るからに劣るミニスカロリスは、『えいっ、です!』と一言発した直後にあっさりと制圧され、ロープで縛られた。
「け、警察をナメるですか。許さないです!」
言葉だけは強気なミニスカロリスだが、抵抗できるような状況ではない。
『これは絶好のロリ王力発揮のチャンス!』
昆太がそう考えるのは必然。
「こいつの処分はボクに任せろ!ひひひ。」
「お兄ちゃん。なんだか様子がおかしいよ。また鼻の下が伸びてるよ。」
「ふふふ。生意気なミニスカロリスはお仕置きをしないとな。じっくりゆっくりたっぷりと可愛がってやるぜ。」
「ちょっとお兄様。その顔は完全に悪でちゅわ。それこそ万歳者の表情でちゅわ。万歳って、ロリ万歳って意味だったんでちゅわ。コワいでちゅわ!」
震える吝奈を無視して、昆太はエロを求めて、ミニスカロリスの太ももを目指して、ロリ凌辱目線における進撃の巨人と化した。
「これだ、これこそ、ロリのハイソ。レアモノだよ。ぎひひり。たらり。」
ロリハイソに著しく興奮した昆太は、無遠慮にも涎をミニスカロリスの太ももに垂らしてしまった。
「キャー!超気持ちワルいです~!」
絶叫したミニスカロリスはバタンと倒れて絶命した。
「やった。ミニスカロリスを倒したぞ!俺がみんなを守ったんだ!」
右手を天に突き上げて、勝利宣言をし、ボーナス増額を狙う、友達いなそうな営業マンのように、ことさらに実績アピールする昆太。




