【第一章】第三十六部分
「ちょっと待て。中身が幼女だと?こいつの中の人は小学万年生、もとい百万年小学生ではないか。つまり激烈年齢な小学生。それは幼女という定義には完全否定はできないにしても、かなりグレーだぞ。ロリ王としては幼女の裾野は広く持たねばならない。しかし、中身不確定幼女のスーパーモデルを愛でるのは、ロリ王のプライドが許さん!」
昆太は朝田のスーパーモデル化容認という迷いを断った。
すると、スーパーモデル朝田教師は敗残兵のように、急速にしぼんで幼女に戻った。
「あ~あ。残念じゃのう。百万年待ったというのに。」
一気に意気消沈した朝田教師。
「仕方ないのう。それじゃ、男子の秘密の内容とやらを検索するとするか。」
両手を胸の前で合わせて、目を瞑った朝田教師。数秒後。
「うおおお~。脳に、大脳に情報の津波が押し寄せる~!」
朝田教師は狂ったように体を捻り、頭を抱え込んだ。
「おぞましい!こんなカオスエロな秘密、見たことない。早く、こやつのブーメランブルマを脱がすんじゃ。こやつはこの世界に置いてはいかん。早く戻すべきじゃ!」
「「「えええ?そんなことできない!恥ずかしい!」」」
三人幼女は朝田教師のセクハラ暴言に一斉拒否反応。
「ダメじゃ。放置はならぬ。すぐに脱がせ。できたならこの学期のテスト成績は10点アップじゃ。」
「「「エサがショボい!」」」
三人幼女は同時ツッコミした。
「でもそれって、おいしいかも?」
三人幼女は思い直して、昆太に近寄った。
「こ、こわいよ!いくらお兄ちゃんが相手でも、場所はアソコだよ。ゾウさんが隠れてるんだよ。」
「ナニをおっしゃいまちゅの。お兄様を封印するんじゃなくて、ゾウさんから解放するのかもしれまちぇんわ。ゾウさん見たいのは、動物園に行きたいのと同義語でちゅわ。ああ、ゾウさんなら、立派な牙が両脇にあるハズでちゅわ。」
吝奈の動物的本能が解放されつつある。
「そうぢゃん。ゾウさんには、場合によって血液が充満することがあるって、最近読んだ書物に載ってたぢゃん。それを確かめることが科学の進歩に繋がるぢゃん。」
木憂華の科学探求心が、保健体育分野に軌道修正されつつある。
「や、やめてくれ~。いくら幼女でもこんなプレイをボクは望んでないぞ!」
「「「いやもいやも好きのうち。せぇ~の!」」」
三人幼女は力を合わせて、ブーメランブルマに手をかけた。
『ピカチウウ!』
強烈な光に三人幼女は吹き飛ばされた。ブーメランブルマは事も無げに、昆太の下半身に収まったままであった。




