表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不老不死ロリの国  作者: 木mori
26/89

【第一章】第二十五部分

「やっぱり女の子だなあ。これこそ幼女シュミだな。」


昆太の不安は安心感へと変わった。


「しかしよく見るとこれって、全部ゾウさん人形じゃないか!百体はあるぞ。それも目つきの悪いモノばかりで、不気味だあ!」


「お兄ちゃん、どうかしたの?ゾウさんがコワいとか?ここのゾウさんには、耳鼻逆ゾウとかいないから大丈夫だよ。」


「耳鼻逆ゾウ?どんな化け物だ?スゴく恐ろしいよ。で、でもここにあるものは、いちおう問題ない。あははは。」

笑ってごまかすという最低レベルの策に出た昆太。


「その笑顔なら大丈夫だね。」

箱子は素直に受け入れた。実にいい幼女である。ロリ犯罪者にはうってつけである。


「よ~し。じゃあ、寝ちゃおっと!ジャ~ンプ!」

箱子は灰色ベッドにうつ伏せに飛び込んだ。


「これはベッドなのか?形がヤバいぞ。」

箱子がダイブしたベッドはゾウさんの背中だった。


「気持ちいいなあ。毎日安眠できるのはこのゾウさんベッドのおかげだよ。すりすり。」

箱子はゾウさんベッドを抱くようにして顔をこすり付けている。


「うっ。ロリがマーキングしている。あのゾウの体のニオイを全力で嗅ぎたい!ここは黙って待つのが正解か。」

箱子にお呼ばれするのを待ってたが、呼ばれないのでよくみると箱子はすでに眠っていた。そこは幼女の特質である。


「う~ん。どうするべきか、わからない。こんなこと初めてだし。初めてでなければいけないし、初めてを経験すると法律に抵触するのでやめた方がいい。」

どうするか迷う昆太はついに意思を固めた。


「よし。やはり俺はロリ王となる大きな器。悪を駆逐して大善を選択する!」

ゾウさんベッドの方に動き出した昆太。言うまでもなく、昆太の大善という価値観はロリ攻略である。


「いや待て。大善であっても、やはりロリ王の行動には大義名分が必要だ。例え、目の前にニンジンがぶら下がっていても、号砲を合法的に鳴らすスターターがいなければボクの大脳は筋肉に始動を命令などできない。」

昆太は折り紙付きのヘタレであった。


「お兄ちゃん、来て~。」


「キ、キタ~!!!」

箱子の寝言がトリガーとなり、ついに昆太は胎動した。


一歩、二歩と悠然と進軍する大魔神昆太。


ゴクリとのど越しのよく唾を嚥下すると、それっ!とベッドに飛び込んだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ