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不老不死ロリの国  作者: 木mori
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【第一章】第二十四部分

「都市?そんなところがあるのか?その名前からすると、この国の中心部なのかな?」


「うん。でも吝奈ちゃんやキューリー夫人博士も行ったことがないから、よくわからないんだよ。とにかくスゴく遠い所なんだよ。」


「そうか。それはゆっくり聞きたい話だな。でも今日は疲れたから、寝ることにしたいんだけど。」


「あっ、そうだね。それならあたしと一緒に寝よ。」


「いっ、一緒?一緒ということは同衾?ダンジョン、七歳にしてセップンを同じゅうせず。とかいう風に言われるしなあ。デヘヘヘ。」

倫理観が完全欠如なロリ王昆太。


「じゃあ、お泊まり会開催だね。楽しみ!」


「う、うん、そ、そうだね。」

超絶ピンチな箱子は赤ブーメランブルマのままのヘンタイである。


ふたりは箱子の部屋に到着した。


『お兄ちゃんとベッドイン♪』と歌い上げる箱子。深い意味はなさげであるが。


『な、なんと!・・・ロリちゃんとベッドイン♪』


絶句してデュエットしてしまう昆太。


『お兄ちゃんとベッドイン♪』『ロリちゃんとベッドイン♪』


『ゴツン。』


有頂天になった昆太は壁に頭をぶつけて冷静になった。


「よく考えると、箱子は少なくとも千歳+α。これはボクの守備範囲年齢とは、宇宙的に乖離して、超絶豊島区だぞ。しかし、ロリに国境や年齢は存在するのか、いやしない。」


昆太の脳内に天秤が出現し、左右にゆれている。


「どっちなんだ、どうすべきなんだ、人間としてのボクの価値観と倫理観は?」

天秤は激しく左右に揺れたかに見えたが、千歳豊島区の皿は跳ね飛ばされた。


「考えるまでもなく、ロリが圧勝だよね♪」


昆太は鬼畜ロリ王だった。


ふたりはハミングしながら、箱子は自分の部屋のドアを開いた。その瞬間、幼女らしい明るさが眩しかった、かに見えたが、昆太の目が慣れてくると、明るさに違和感がある。部屋の壁、天井、床が薄い灰色に光っていた。


少し不安になった昆太が部屋を見回すと、クマサン人形やドールがたくさん見えた。


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