表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不老不死ロリの国  作者: 木mori
24/89

【第一章】第二十三部分

「さっき、小学千年生とか言ってたけど、それって、小学一年生を冗談、いや大袈裟に千年と言ってるのかな?」


「そんなことないよ。そのまんまの意味で千年過ごしてるよ。あたしは小学千年生なんて長い感じがするから、どこかで聞いたことのある高校生と呼ぼうよって言ってるけど、誰も耳を傾けないよ。」


「そ、そうなのか。じゃあ、最上級生で、下にたくさん後輩がいるんだな。全然、じゃなくてあまり人を見かけなかったけど。」


「後輩なんていないし、人口も少ないよ。このあたりで出会う人は、吝奈ちゃんとキューリー夫人博士だけだよ。」


「そ、そうだよな。ハハハ。・・・。はあ。」

溜め息をついた昆太はさらに未解決の疑問を問うていく。


「箱子は享年何歳なんだ?」


「死んだ人扱いはひどいよ!何歳かはわからないけど、千歳をかなり超えてるような、そうでもないような。」


(ダメだな、これは。)

心で断定しつつも口には出さない昆太。


「千年も生きてるって、スゴいな。」


「そんなことないよ。みんなそれ以上生きてるし。そもそもみんな死なないし。」


「死なない?それって、もしや。」


「うん。不老不死だよ。ヤマンバ族、狼族、吸血鬼もみんな不老不死だよ。」


「そして誰も年を取らず、死ぬこともなく、幼いまんまということか。忌々しいお父さんとかはいるのか?」


「お父さん?なにそれ?お兄ちゃんと同類なのかな?」


「まさかここには女子しかいないんじゃ?」


「そうだよ。そんなの、当たり前じゃない。」


「ま、まさに不老不死のロリ妹だらけの桃源郷だ、ハーレムだ!」


「桃源郷?ハーレムって何?もしかして桃とか、ハムとかが出てくるパーティーのこと?それなら聞いたことがあるよ。都市にそんな施設があるって、朝田先生が言ってたよ。」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ