新型発熱症
近年、野生動物、
特に、ネコ、ハト、カラスに餌付けする人たちがいて、
周辺の住民が迷惑している事態が少なくない。
厚労省が極秘にしているためにまったく報道されていないが、
周辺住民の間に「奇病」が増えている。
症状は発熱で、抵抗力が低い乳幼児や高齢者の中には、
体温が40℃台になる場合も。
死者は出ていない。
今のところは。
いくつかの医療機関から、患者の体液が研究施設に送られた。
分析の結果は・・
野生動物が媒介して、ヒトだけに発症を及ぼす
新型の病原体。
変異の速度はきわめて早く、
数ヵ月で別の型に。
現存するすべての抗生物質に強力、
というよりは、鉄壁の耐性がある。
(続く)