表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/13

0話-七倉

0話-七倉

自分とは何か、考えたことがある。いや、何なのかは分かっている。自分は何の為に生まれてきたのか。誰に必要とされてきたのか。わからなくて悩んでいた。

自分の中に自分がいなかった。ただ周りの人間に流されていく自分が情けなかった。仲の良かった友人はいつしか離れて行った。後になって彼ははじめから友人ではなかったことに気づいた。

人に必要とされていなかった。父親は幼い自分と母親を捨てた。母親はこちらに見向きもしなかった。流石に保護者としての役割は果たしてくれていたが、それもストレスになるのか見ていないところで随分と愚痴を言っていた。

いつの事だっただろうか、自分の心が壊れていくのに気づいた。この辛い世界を終わらせたかった。それは自分の願いとなった。


8月31日 それは叶った。


只々、自分が嫌いだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ