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第26話 神絶刀ムラサメ

ぐぬぬぬ…2000文字越したいのにどうしても出来ない…。何故だ

第26話どうぞ

一馬は火魔法の『地獄の業火(ヘルフレイム)』を発動する。

氷を溶かし、ヒュドラを自由にする。

一体一馬がなにをしようとしているのか分からないらしいヒュドラは、身体が自由になったのでブレスを放とうと口を開く。

その時、ヒュドラの体が動かなくなる。

何事か!?とヒュドラが慌てる。

一馬の方を見ると、一馬は地面に手を当て、そこから電流を流していた。

一馬の手元は水溜りがあり、その水溜りはヒュドラの足下に続いている。

一馬が流した電流が水を伝い、ヒュドラに直撃し、筋肉を硬直させ麻痺させたのだ。

「グギヤァァァァ!!」

ヒュドラは身体を動かそうとするが全く動かない。

「さて、どれが本物だ?」

一馬はゆっくりとヒュドラに近づき、電撃を腕に纏わせ一番左の首めがけて振り下ろした。


ブシュッ!


首が斬り落とされ血が吹き出し、一馬のコートに返り血がつく。

一馬は忘れないうちに火魔法で傷口を炙る。

「チッ、ハズレか」

次に移る。

「グオギャァァァァ!!!!」

ヒュドラは必死に身体を動かそうとするが未だに電流が効いているのか動けない。

2つ目、3つ目を斬り落とす。

「最後…」

最後の首を斬り落とさんと一馬は腕を振り下ろす。

だがその時、突然ヒュドラが首だけを動かしブレスを撃ってきた。

「最後の足掻きか…?」

魔力を纏わせた腕でブレスを弾く。

ヒュドラは諦めていないようで、ブレスを更に撃つ。

「終いだ」

一馬は向かってくるブレスを避け、ヒュドラに急接近し、最後の首を斬り落とした。

「グオギヤァァァォァァォォォォ……」

ヒュドラは悲痛の叫びをあげ、痙攣を起こしながら倒れた。

だが、もしかするとまた再生するかもしれない。

念には念を、と一馬はヒュドラの身体をバラバラに斬り裂き、派生属性の炎で焼き尽くした。






一馬は拍子抜けしていた。

「なんだよ……もう少ししぶといかなと思ったが、あっさり倒せたな」

倒し方は特殊だがそこまで強い、というわけではなかった。

面倒くさかったが。

一馬は腕についた血を振り払うと踵を返し、扉に向かう。


ガチャ


扉は先程とは違く、あっさりと開いた。


扉の奥の部屋は、ヒュドラがいた聖堂のような造りではなく、山小屋のような造りをしていた。

周りは丸太で作られた壁で、机、椅子が無造作に置かれ、奥に神棚のようなものがある。

神棚には一本の刀が置いてあった。

何か懐かしい雰囲気を感じさせるソレを手に取る。

鞘から刀を抜き取る。

刀身は血のような紅色1色で妖しい輝きを放っており、根元には龍の様な刻印が金色で施されている。

一馬は鑑定のスキルを持っていたことを今更思い出し、丁度いいのでこの刀を鑑定する。



《神絶刀ムラサメ》

●神をも打ち倒すことのできる伝説の刀。この刀はかつての龍神が使っていた刀であり、魔力を流すことによって、様々な恩恵をもたらす。



(かつての龍神…)

一馬の前の龍神ということだろう。

だが何故ここに?

一馬は不思議に思いつつも他に何かないか探す。

他には何もなさそうなので外に出ようとするが……

(そういえばどこから出るんだ?)

そう、この部屋には一馬が入ってきた扉以外に外に出るような物が見当たらない。

どうしたものか…と一馬が歩き回っていると、ガコン、と何かの音が聞こえた。

音源は刀が置いてあった神棚。

神棚はクルリと半回転しおり、その奥には部屋があった。

(入れってことか…?)

ここにいても仕方がないので神棚の奥に入る。

そこは地下室みたいな部屋で、地面いっぱいに幾何学な魔法陣が描かれている。

ガコンと閉まる音がする。

振り返ると入ってきた場所が閉ざされていた。

その時、地面の魔法陣が紅く光り始める。

「嫌な予感がするぞ……」

冷や汗が流れる。

魔法陣の光は次第に強くなる。

部屋全体が紅い光に塗り潰された時、その部屋から一馬の姿が忽然と消えた。



メインヒロイン……待ってろよ…

誤字・脱字、感想お待ちしておりますm(._.)m

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