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第17話 災厄の予兆

遅くなって申し訳ありませんm(._.)m

第17話どうぞ

一馬が初めてのクエストをこなして一週間。

一馬はあれから毎日クエストをこなしている。

薬草の採取やウォーウルフの討伐、迷子のペット探しなどなど…

実は冒険者と言うのは1日クエストをこなしたら次の日は休むというのが一般的で、冒険者の間では一馬の評価は高い。

そんな一馬だが、実は最近驚くべき発見をした。

なんと、この前殴り飛ばしたブリードが謝ってきたのだ。

「悪かった!あの時酔っててついお前に殴りかかっちまった…」

イカツイおっさんがヒョロヒョロな少年に土下座。

周りから見たら奇妙極まりない。

一馬は驚きながら

「いや、いいよ。俺もあの時殴ったりして悪かったな」そういうとおっさん、ブリードは顔をあげ

「助かるぜ!何か困ったことがあったらなんでも言ってくれ!」

そう言いながらブリードは走り去っていった。

その様子を見ていたラミアが苦笑を浮かべながら

「カズマさん、一体なにしたんですか…」

と呆れ声で聞いてきた。

「別に、ちょっと殴りかえしただけだ」

そう言いながら一馬はクエスト用紙をラミアに渡す。

「はぁ…ほどほどにしてくださいよ」

ハンコを押しながらラミアは溜息をついた。



・・・・・・



場所は変わり、龍神の森

そこには鎧に身をつつんだ冒険者5人組が周りを警戒しながら進んでいた。

「最近魔物の動きが活発化しているらしい…気を緩めるな!」リーダー格らしき男が他の4人にむかって注意を促す。

他の4人とリーダーは気を引き締め何かを探す。

「ギルドの報告ではダンジョンが発生したらしい」


【ダンジョン】

ダンジョンとは地下10階層からなり、発生の原理は未だ解明されていないが魔力が多い場所に突然発生する。

ダンジョンの奥にある魔核と呼ばれるものから魔物が生み出され、ダンジョン内は魔物が跋扈している。

過去にダンジョンから溢れ出た魔物の大群により、街一つが消滅したケースがある。

この冒険者5人組はそうなる前にダンジョンのある場所を把握・調査し、ギルドに報告する事になっているのだ。



しばらく進むとピラミッドのような物が見えてくる。

「ウソだろ…マジでダンジョンあったぞ…」

リーダーがポツリと呟く。

ダンジョンの入り口は中が暗くて見えず、異様な雰囲気を漂わせている。

「とりあえず場所は把握した。おい!調査にうつるぞ!」

リーダーの男が仲間に呼びかけダンジョンに近づき、入り口の前に立った冒険者5人組は中に入ろうとする。

だがその時、奇妙な音が聞こえてくる。


ズチャ…ズチャ…


ズシン…ズシン…



「なんだ?この音」

音はダンジョンの中から聞こえてくる。

入るのをやめ、中を注視する冒険者達。

だんだんと近づいてくる音。

その事に顔を青くしたリーダー格の男が叫ぶ

「急いで入り口から離れろ!!」

3人の冒険者が急いで離れるが、1人僅かに遅れる。

その時、入り口から何かが飛んできて


ブシュッ


逃げ遅れた冒険者の首が切り落とされた。

「クッ!距離をとれ!」

僅かに動揺した冒険者達だがリーダーの声を聞き距離を取る。

(一体なんだってんだ!!)

入り口の方を凝視する。

すると入り口から大量の魔物が姿を現わす。

その中には

「う、ウソだろ……………ドラゴンゾンビ」

一馬が不得手とする魔物、ドラゴンゾンビがいた。



「グギャァァァァァァァァ!!!」

ドラゴンゾンビが咆哮する。

ハッとしたリーダーは

「おい!急いで街に戻りギルドに報告しろ!」

と冒険者に指示する。

だがその冒険者は恐怖で固まっているのか、動かない。

「何をしている!!早く行け!!!」

その声で我を取り戻したのか、冒険者は慌てて街の方へ走っていく。

「くそっ、おい!お前ら!ここで食い止めるぞ!!」

残り2人の冒険者に向かって指示をだす。

「一体何が起きてんだ…」

男の呟きは魔物達の咆哮に掻き消された。


さあ、物語が動き出します!

誤字・脱字、感想お待ちしておりますm(._.)m

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