表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
斑な猫と少年の終わらない夏(仮)  作者: 藤岡あお
第二章 1人と1匹、迷う。
17/19

美しすぎるものは総じて夢である。


斑は夢を見た。


その夢はあまりにも鮮やかで美しすぎたため、斑はこれが夢だとすぐにわかった。


まるで羽が生えたようにフワフワと宙に浮く感覚に酔いしれていると、突然目の前に天まで突き抜けるほど雄々しくそびえ立つ大木が現れた。


その大木のあまりの大きさと神々しさに斑は言葉を失い、溢れんばかりの生命力を肌で感じ身震いした。


ふと気づくと何時の間にか斑の横に1人の人間が立っていた。その人間も斑同様、大木に圧倒され魅入っている。


よく見るとその人間は神社で出会ったあの美しい少年であった。


だがおかしな事に、腕にあったはずの痛々しい傷が包帯ごと綺麗さっぱり消えている。斑がつけた傷も見当たらない。


斑は首を傾げたがすぐに合点がいった。ああ、そうだ、


「これは夢だった」


その瞬間、天と地がひっくり返るような感覚に襲われ、斑は飛び起きた。



心臓が全力で走りぬけたあとのように早い鼓動を刻んでいる。斑は大きく欠伸をして顔を拭うと、降りかかる朝日に眩しそうに目を細めた。




目覚めは最悪である。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ