天国からあなたへ
拝啓
いかがお過ごしですか?
私は、とても幸せでした。
そうあなたに伝えたいです。
はじめての彼氏は、あなたでした。
高校生の時の彼氏。
別れて、大人になっても忘れませんでした。
ある日、再会しました。
あなたは私に2度目の告白をしてくれました。
それからずっと付き合って、プロポーズされた時には、嬉しくて泣いてしまいました。
あなたの優しさは本物でした。
喧嘩して、仲直りして、そんな日々が懐かしく思われます。
子供がお嫁にいき、寂しかったけれど、2人での生活も楽しく過ごせましたね。
私はあなたがいてくれて幸せでした。
今、あなたがこの手紙を読んでいるということは、もう私はあなたの側にいないのですね。
さいごまであなたの側にいられたことが、何より幸せです。
私ほどの幸せ者はいないでしょう。
頑固な私は、あなたにほとんど言えなかった言葉があります。
大好きです。愛しています。
これは、一生変わることのない思いでしょう。
私を幸せにしてくれて、ありがとうございました。
どうか、お元気にお過ごしください。
生まれ変わっても、また、あなたに出会えますことを願って。
敬具