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寝る子

作者: 夜霧
掲載日:2026/08/02

 ベッドでうとうとしてたら「にゃーん」と聞こえた

 声でちゃーちゃが来たんだなと思い

「入る?」

 と布団を上げた

 もそもそと潜り込んで来て腰の辺りで丸くなった


 翌日は夜中に目が覚めると胸の上に金色の目が輝いていた

 ここに乗る子はクロだ

 その目を見てるうちにまた眠り込んでいた


 毎日誰かしらが来て一緒に眠る


 朝、ふと妹に聞いてみた

「昨夜はちゃーちゃと寝たんだけどあんたの所にも行くことあるの?」

「お姉ちゃん何言ってるの?昨日が私がちゃーちゃと寝てたんだよ。部屋の電気消したらにゃーんて鳴きながら部屋に来て、布団に入って来て朝までいたよ」

 妹が呆れ顔で言った

「え?私のところにもにゃーんてきて布団に入ってきたよ」

 私は思わず声を上げた

 おかしい、もしかして寝ぼけてクロと間違えたのかな?

 膝の上に居るクロを撫でながら記憶を辿ったがわからなかった

「ねぇ、お姉たち何言ってるの?うちは猫飼ってないでしょ?」

 下の妹が不思議なものを見るような顔で私たちを見ている

 驚いて上の妹と顔を見合せた

 膝の上にはゴロゴロと喉を鳴らすクロを感じる

 私が今撫でているのはなんだ?


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