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あたしのアサシンがとんでもない件  作者: おにまる
第四章 魔王城侵入クエスト編

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64話 巨兵

『30:00:00』


 そこはまるで古いコロシアムの様な空間で中央上空に大きなタイマー表示が、出ていた。そのコロシアムの中には何かのオブジェなのか、悪魔を象った大きな石造の様な物が所々に設置されてあった。


 おそらくは、30分で倒せという事だろうが、倒せない場合はいかなるギミックが発動するのか、それもまた未知であった。


「やるしかないですね。行きます!」


 待ったなし逃げ場なしの一戦が今幕を切った!

きんぐさんが大盾を構え【ダークガーディアン】に向かって間を詰めに行く。

するとヘルムの奥に赤い憎悪に満ちた光がきんぐさんを捉えゆっくりと動き出す。


『愚かなる侵入者共よ、ひれ伏すがよい。』


ドシーン! ドシーン・・・・


その動きは非常にゆっくりだが、【ダークガーディアン】が一歩進むたびにこのコロシアム全体が揺れているようだった。


それにも全く怯む様子もなくきんぐさんがヘイトスキルを行使し、大楯をかざし【ダークガーディアン】に向かってファーストアタックを叩きこむ。


ガコォオオオオオオオン!!


 魔の盾対聖の盾の激突の瞬間だった。【ダークガーディアン】より振り下ろされる剣の攻撃の衝撃音は凄まじかった。動きは比較的遅いが、その重さはハンパなものではなく、盾職でなければ、通常攻撃とおもわれるその振り下ろしで、ぺしゃんこにされるのではなかろうか。


きんぐさんの合図を後方で待つ【クレイジーギア】のメンツも思わずゴクリと息を飲む。


 ヘイトスキルを一周させ、十分なヘイトを敵に与えたことを確認したきんぐさんからまるでクラウチングスタートで待つかのような後方のメンツに向けて号令がかかった。


「さぁ皆さん全力で行きましょう!」


颯爽と【ダークガーディアン】の前へと躍り出て誰もが逃げたくなるようなその重い振り下ろしに向かって構えをとるロックス。


ー暗雲転身ー


アサシンの攻撃を躱しつつさらに背後へ、ハイド状態で潜り込む代表的スキルで定番の最効率スタイルに入る。


それぞれが最適な立ち位置へと素早く移動し攻撃態勢に入った。


ーマキシマイズパワーー


ラ王無双さんがPTメンツの攻撃力を上げるバフを発動させる。


「まずは80%ラインを警戒しながら削っていきましょう!」



『28:48:32』


コロシアム上空に掲げられているリミットタイムがじわじわとプレッシャーを与えて来る。まだ全然気にする段階ではないのだが、いつもと違ったこの環境で刻々と時を刻むその表示が否が応でも目に入ってくるのであった。


それはまるで紫色の大きな鉄塊を相手にしている様だった。

ロックスを始めとする。皆が95Lv以上の現状トップ火力のPTでの全力を持ってしてもなかなか削れなかった。見た目から硬いだろうことは予測できたが、ここまでとは想像していなかった皆の表情が険しくなる。


それに先ほどからゆっくりとした通常攻撃の振り下ろしだけしかしてこない【ダークガーディアン】の攻撃もかえって不気味さを醸し出していた。


ロックスを筆頭に怒涛の攻撃を加え続け、ようやく15%程HPを削ったときに

【ダークガーディアン】が剣を逆さに眼前で構え地面に突き刺した。


ドーーーン


『これよりフェーズ2へ移行する・・・』


両手で剣を地面に突き刺し何やら力を溜め込んでる様に動かなくなったが、鎧の色が紫から赤色へと変色して行き体全体からオーラーを立ち昇らせ始めた。


構うことなく攻撃の手を緩めない【クレイジーギア】のメンバー達。


ちょうど残りHP80%に差し掛かろうとした時にPTメンバーの頭上にクエストメッセージが表示された。


『衝撃に備えてください!遮蔽物等で身を守ることができます。』


ーワイドウインドムーブー


それを確認した蒼月さんが即座にPTメンバーの移動速度を大幅に上げるバフを発動させる。


近くにあった魔族をかたどった様な大きなオブジェの蔭へと皆が移動すると、それと同時に【ダークガーディアン】が突き刺した剣を引き上げ頭上に掲げた。


ドファァーーーーン!!



凄まじい衝撃波がその剣から放たれた。


皆はオブジェの蔭に入ったので何とか無事だった。

ちょうど片膝を立ててひざまずき黒い大きな羽を折りたたんだ魔族のオブジェの正面足元から見上げるような立ち位置になっていた。


とてつもない力の爆発の様な衝撃波を躱し、ほっと胸を撫でおろしながら見上げるとそのオブジェの目に赤い光が宿りゆっくりと立ち上がり始めた。


これにはさすがのきんぐさんも一瞬迷ったようだった。


どっちのタゲを取ればいいのか・・・


【ダークガーディアン】だけでもやばそうなのにもう一体追加・・・

今回動き出したのは目の前の一体だけだったが、今後他のも動き始めるのだろうか。


〔彩音、こっちは俺が受け持つ!〕


「こっちは受け持つのできんぐさん【ダークガーディアン】をお願いします!」


「了解!」


【ダークガーゴイルキング】Lv92

 攻撃力561,800

 防御力328,100

 HP19,800,000


ロックスは自身に引き付けるために既に【ダークガーゴイルキング】の前へ踊りだし怒涛の連撃を繰り出していた。そのロックスを標的と睨みつけ拳を振り下ろしてきた。


ロックスの身の丈と同じくらいのその拳は風切り音が聞こえてきそうな程早かったが、ロックスは全く怯むことなくー暗雲転身ーで躱し背後から小気味良いクリティカル音を響かせ怒涛の連撃を叩きこむ。幸い硬さもそれ程ではなくHPも【ダークガーディアン】からみれば1/10程なので、ロックス一人で難なく削り落とせそうだった。


【ダークガーゴイルキング】のHPを一気に半分程削ったところで、堪らず雄たけびを上げたそれは、なんと翼をはためかせ飛び上がったのである。


これにはさすがのロックスも手の施しようがないが、それを見た蒼月さんの反応は速かった。すかさずーシャープシューティングー最大溜めでギリリッと95Lv装備の大弓を引き絞っていた。


シュパアァアアアアーン!


一筋のレーザービームの様な蒼月さんから放たれたスキルが見事に【ダークガーゴイルキング】に突き刺さり撃ち落とす。


地上に落ちさえすれば、こっちのものだとばかりにロックスが切りかかり怒涛の連撃を繰り出す。地上に落とされ態勢を崩してる間にそれは断末魔を上げながら仕留められた。


いやはやロックスの恐ろしい火力と蒼月さんのーシャープシューティングーで2千万ほどHPがあったはずのそれは塵へと姿を変えていった。


 すぐにロックスも標的を【ダークガーディアン】へと変えて突っ込んでいく。





『24:24:40』




【ダークガーディアン】のHPはのこり73%と言った所か。果たして間に合うのか!?それにまだ未知のスキルやらギミックも待ち受けている。



どうなる!?息をつく間もなく、待ったなしのこの戦いの行く末は・・・・


果たして乗り越えることができるのだろうか・・・




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