新たなるスキル
よろしくお願いいたします。
3月に入り業務が多忙になり更新が遅れていました。合間を見つけて一話かき上げたので投稿します。
「武器が二つも!・・・」
ロックスから預かったアイテムを受け取ったやんやんさんに皆の視線が集まる中、その言葉に皆が固唾をのむかのようにその先を待つ。
一つ目の武器
兵隊長の大弓:攻撃速度20%UP。遠距離スキル10%UPの特殊効果の付いた95lv装備。
二つ目の武器
兵隊長の大杖:魔法攻撃20%UP。詠唱速度10%UPの特殊効果の付いた95lv装備。
一つ目の弓については満場一致で、蒼月さんに受け取ってもらう事になった。
受け取った蒼月さんも大変喜び。装備レベルまであと二つというのがもどかしくもあり、楽しみでたまらない様子だった。
「皆さんのおかげで、lv上げに一層励めそうです!ありがとうございます。」
「おめでとー」
二つ目の武器については満場一致で、ちゃまさんに受け取ってもらう事になった。
最初はまだ新入りの自分が受け取るわけにはいかないと拒むもその眼は大杖にくぎ付けで、喉から手が出そうな勢いを押し殺しているのが周りからも見て取れた。
「ちゃまさんは、入ったばかりとは言え、皆大変お世話になってますから、受け取ってください。」
そう、やんやんさんに押し付けられるように渡されたちゃまさんは、しぶしぶといった感じで受け取ったが、大事そうにまるで我が子を抱くかのように二度と離さないかのような眼差しをその大杖に向けていた。
皆のレベル上げを目的としていたこの研究所で、レベルも皆二つほど上がり、さらには新たなる装備の入手と言う事で、皆でその喜びを分かち合った。例え自分の装備でなくても仲間の新たなる装備が手に入ることは大いに喜ばしいことだ。そういった喜びを分かち合える仲間といったものは掛け替えのないものであり
それがMMORPGの醍醐味でもある。
(ほんと良い人たちだね、ロッくん)
〔そうだな。〕
その光景を微笑ましく見ていた彩音も満悦の表情でロックスに語り掛けるのであった。この時から彩音の心情にも少し変化が出始めていた。怯えるばかりではなく、共に成長していく仲間を信じ時には窮地を乗り越える勇気を持つ事も必要だと・・・。
それからまたしばらくレベル上げを行って、数人が時間が来たので、そこで研究所での狩りはお開きになった。皆はいったん町にもどって装備の見直しなどするようだった。
ロックスはというと、彩音にいつものお気に入りの一本桜の咲く丘の上に連れてこられていた。
(ロッくん、あたし決めたよ・・・もう怯えない。みんなが行く道ならあたしも覚悟を決めるよ。)
〔おっ、いい傾向だな。ならば俺からもちょうど新しいスキルについて話があるんだ。〕
アサシンの95Lvの新奥義その名は・・・・
ー神威ー
30秒の間己の分身を作り出し、その行動はスキルの使用も含み本体に伴う。尚その間は全てのステータスが2倍になり被ダメージをすべて回避するが、30秒経過後徐々にHPは減少し回復不可状態になる。
(これって・・・最終的に死ぬってこと?・・・)
〔恐らくは、そうだな、この世界のハンターでいうところの仮死状態になるんだろうな。〕
ロックスの説明によるとこの世界のハンターはHPが0になると仮死状態になるそうだ。そしてその決められた仮死状態の間は蘇生呪文やアイテムでも、蘇生は可能でその時間を通り過ぎると教会などのリスポン位置で再構築されるとのことだった。
(なんて恐ろしい技作っちゃんてのよ・・・・)
〔試しに使ってみるか?〕
(やめて!その技は封印!)
確かに恐ろしく尖ったスキルではある。古来より忍びは任務遂行のためなら己の命も賭することを厭わないというがその流れから来たものか。今のロックスがこのスキルを使った時の殲滅力は、とてつもないものになりそうだ。特にこの状態でさらにー残影乱舞ーを使ったらどうなるのか・・・ロックス4人でのMAX火力での乱舞。興味が尽きない。これはあのでたらめな強さを持つ、魔王の側近ですら屠るだけの火力になりうるのであろうか。
とりあえず新武器の使い勝手を試すと言う事で魔界の奥地へと向かうロックス。
ー監視兵隊長のライトサーベル(双剣)ー
攻撃力6500×2 攻撃力20%UP クリティカルダメージ20%UP
さて「葉隠れ双刀」と比べてみると。
攻撃力4000×2
クリティカル率20%UP
クリティカルダメージ20%UP
攻撃速度50%UP
剣の特性ゆえの一撃の重さが段違いで跳ね上がるが攻撃速度UPの効果がなくなる事が痛いがトータルダメージはライトサーベルが勝るようだ。
なにより見た目が光っててかっこいい!彩音もその光る剣筋にご満悦のようでロックスもそのライトサーベルの手ごたえに何かを確信したようだった。
お付き合いいただきありがとうございました。
お詫びとお礼
この度「カクヨム」様の方で、少しブラッシュアップして執筆することにしましたので、今まで読んでいただいた方にはお礼申し上げますと共に今後も「カクヨム」でも引き続きよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16818093073248039922
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