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あたしのアサシンがとんでもない件  作者: おにまる
第四章 魔王城侵入クエスト編

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魔界研究所ー3

よろしくお願いします。

果たしてこのピンチを乗り切れるのか!




  「命大事に!」


 誰かが叫んだ。


先行攻略はリスクも高く非常に難しい。何度も死に戻りを繰り返しながら情報を蓄積させて開拓していく。


そう、今大事なのは生き延びて情報を収集する事。次に繋げるために!


泥臭くてもいい。無様でもいい。諦めなければ道は開ける!



 そしてその凶暴な攻撃に皆が全神経を集中させて備える・・・

巨大な体を窮屈に丸めながらも力が凝縮されるかのように紅潮していく。


次の瞬間、その大きくて凶暴なる巨体が、きんぐさんを飛び越えた・・・

4mは優に超えると思われる巨体がそんなに飛ぶとはだれが想像しようか・・・

それは頭上で手を組み合わせながら蒼月さんに向かっていく。


ー緊急回避ー

蒼月さんがぎりぎりで緊急回避を成功させその凶暴なる攻撃を躱す。

その巨大なハンマーを打ち下ろしたかの様な攻撃が撃ち込まれる。

ズドーーーーン


その直後建物全体を揺るがす地震のような衝撃が襲いほかの者も足を取られる。

あんな一撃を食らったらぺちゃんこになるのは間違いないだろう・・・


 次の瞬間その巨体は身軽に翻し、また体を丸めて誰かをターゲットにする。


「エンドレス!?」

「ランタゲかも」


 巨体はまたもや皆の頭上を飛び越えていく。つぎの標的はロックスのようだった。

(ヒャ・・・ロッくん・・・・!)


ー暗雲転身ー

ロックスは落ち着いてその攻撃を捌き、デスタイラントに攻撃を繰り出す。

きんぐさんも一歩踏み込みタイラントにヘイトスキルを行使するが、まったく気にする素振りもみせず、それは身を翻し、体を丸める。


「躱しながら攻撃続行!」


 攻撃を休めてる間にじわじわと回復していくデスタイラントのHPを確認したきんぐさんが指示を出す。

次々に標的を変えながら飛びつきハンマー攻撃を繰り出すデスタイラント。あちこち飛び回るので攻撃も安定させれず、なかなか削れない。着地後の一瞬止まってる間に集中砲火を繰り出すも現状キープがやっとだった。


 「次来たらヤバイ!」


 皆も緊急回避や無敵回避でなんとか凶暴なハンマーを躱してたがそれも尽きようとしていた。


ーグラビティフィールドー

 

ここでボスに効くか分からないがちゃまさんが、敵の移動速度低下を付与する設置型の魔法フィールドを発現させる。エリアボス等は状態異常耐性が高く有効にならない場合が多いのだ。


 

するとデスタイラントはその巨体をゆっくりとした動きで、宙に舞い上がり飛んで行く様になった。


「有効!やんやんさんお願い!」


ーグラビティフィールドー

ーリキャストカットー

ーグラビティフィールドー


ちゃまさんが放った魔法の詠唱時間を短縮させ、連発できるようにするためにやんやんさんが、リキャストカットで、カバーする。このエリア一帯を埋め尽くすように。


デスタイラントの凶暴な飛び掛かりハンマー攻撃がゆっくり襲ってくるようになったことで、緊急回避を使わなくても動いてれば躱すことは容易になった。ハンマー攻撃がその時ハンターのいた地点ターゲットで、ハンターに追尾してくるもので無かったことが幸いした。


おかげで攻撃する時間も増え、じりじりとデスタイラントのHPが減っていくのが確認できた。


「この調子で集中切らさずに行こう」


さすがに長時間にわたって、情報なしのボスと対峙するのは神経をすり減らす。

次に何が来るかわからないと言うのは、MMORPGにおいて脅威なのだ。


並みのPTならすでに2~3回決壊しているであろう。


次が最後であってほしい。デスタイラントのHPが残り20%に差し掛かったところで次の兆候が見られた。

PTメンバー全員が常に警戒してるので、油断は無いのだが、ほとんどの者が無敵回避を使い切りここを凌げるかが最大の山場になっていた。


デスタイラントがそれまで振り回していた狂暴な拳をぐっと胸に引き寄せ、身をかがめる。

体表から雷光をほとばし、力をため込んでいるのが分かった・・・


「ここでまたあれか!」


ーファイナルボルトニングー


デスタイラントが、雷光をほとばしらせながら高くジャンプした。また追いかけっこの再来かと思われたが、今回はその場で両拳を合わせて叩きつけてきたのである。


ーパーフェクトプロテクトー

きんぐさんがとっておきに残していた30秒無敵技を行使する。

ーディフェンスフィールドー

さらにPTメンバーのためにダメージ低減フィールドを作り出す。


ドーーンバリバリバリ


ー明鏡止水ー


ロックスが超難易度の返し技をお見舞いする。一気にデスタイラントのHPを削る。

がしかし、デスタイラントの攻撃は、一発で終わらなかった。


さらにその場で飛び上がるデスタイラント。

ドーンバリバリバリ


ー残影乱舞ー

ロックスがさらに2秒無敵の分身を作り出し、超火力も備えるとっておきを行使する。


さらにもう一発

ドーンバリバリバリ


なんと計3発連続の大技を最後の最後に隠し持っていたのである。


きんぐさんは30秒無敵で凌ぎ、ロックスも残影乱舞で何とか無事に凌ぎ切ったが、ここで回避の尽きてた蒼月さんとラ王無双さんとちゃまさんが倒れる。


やんやんさんが、かろうじて直前に自身のHPとMPを持続的に回復させるーリジェネレイトーを発動させておいたおかげで、瀕死ながらも生き残っている。


しかしながら感電までは防げずに行動不能に陥っていた。


きんぐさんのパーフェクトプロテクトの効果中に仕留めるしかない。


きんぐさんのスキルとロックスの奥義の2連続発動との相乗効果は凄まじく、その間に一気にデスタイラントのHPも10%を切っていた。


 10%を切ったデスタイラントは例の如く激怒状態でその両拳を狂ったようにきんぐさんに打ち付けていた。


ようやく動けるようになったやんやんさんが、すぐさま蒼月さんの蘇生のための詠唱を始める。


まにあえ!蘇生させるのが先かきんぐさんのプロテクトが切れるのが先か。


蒼月さんが蘇生するのと同時にきんぐさんの黄金に輝くパーフェクトプロテクトのエフェクトが消える。


ーリフレクトシールドー

ープロテクトアーマーー

すぐさま反射スキルと防御アップを重ね掛けし猛攻に耐えるきんぐさん。


ーヒーリングフィールドー

すぐさまやんやんさんが範囲回復の魔法を行使。さらにきんぐさんに全力でヒールを注ぐ。


蒼月さんを蘇生した事によるダメージ追加とロックスの鬼気迫る連撃で、デスタイラントとの最後の生き残りをかけた最終幕に入る。


時間をかけてしまっては、デスタイラントの激怒状態の凶悪な連撃にきんぐさんが持たない。




 

 そしてようやくその狂暴なる巨体が静かに倒れていく・・・・



ーおめでとうございます。きんぐさんのPTがデスタイラントの討伐に成功しました。

ー討伐MVPはロックスさんです。おめでとうございます。



「よしゃああああああ」

「お疲れ様です・・・」

「・・・・」


ワールドアナウンスが、その激闘の終わりを告げた。



PTメンバー全員が言葉も出ないくらいに疲れ切っていた。

でもその表情はとても満ち足りて、満面の笑みであっただろう。


 あきらめなければ道は開ける。誰一人とて疑うことなく信じぬく。

お互いを信じぬき最後まで力を振り絞った結果は必ずなにかしらの成果は残すのでは無いだろうか。



   「やっぱりみんな最高だね!」



最後にやんやんさんの放った発言に、彩音も目を潤ませながらウンウンとうなずいていた。








お付き合いいただきありがとうございました。


ほっと一安心しましたね。


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