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あたしのアサシンがとんでもない件  作者: おにまる
第四章 魔王城侵入クエスト編

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黄昏クイーンー後編

よろしくお願いします。






 いかに百戦錬磨のPTとて、一瞬の油断や些細な判断ミスというものは人が行う上では、起こりうることである。それをいかにしてリカバリーするか、そこが楽しいところでもありPTプレイというものではないだろうか。

例えそれが、リカバリー不能でPT決壊になったとしても、ごめんの一言で笑って許し合い、次に繋げれる。

そんな関係を気づき合える仲間に出会う事は、MMORPGにおいて、何よりの宝だと思う。


 ーヒーリングフィールドー

広範囲に回復フィールドを発生させ、持続的にPTメンバーのHPを回復させるスキル。

尚一部の不死属性をもつモンスターに対してはダメージを与える。


 黄昏クイーンのー血の宴ーによる皆のHP減少による対策として確かに有効な手段のように見受けられる。

が、それは黄昏クイーンが不死属性のバンパイアでなければだ。


 ヒールヘイト。

 ダメージヘイト。

ボスには、ダメージやヘイトスキルによりハンター達に対するヘイトというものが積もっていきその最上位に位置する順位のものに優先に攻撃を繰り出していく。


それには、ヒーラーのヒールも対象になり、無計画にバンバン回復させすぎてもボスの中でのヘイト順位が繰り上がりヒーラーにタゲが移るということが起きるのだ。


今回のやんやんさんもそれは十分に理解できているので、あくまで必要最小限の回復スキルの使用で、HP管理を行っていた。


 しかしながらこのーヒーリングフィールドーはPTメンバーを回復させつつ、黄昏クイーンにはダメージを与えうるスキルとして、もっともヘイトを集めるスキルとなっており、2回目の使用によりヘイト順位が繰り上がってしまったのである。


 「ごめ!」


 間の悪い時に不運はかさなる・・・


ー小癪なハンター共よ、わが足元に屈せよー

ーブラッディーバインドー


一番食らってはいけない者にスキル封印がかかってしまう。


「落ち着いて一旦ポーションで各自対応!」


回復スキルの使えない30秒の間各自HPポーションを連打しながら耐えつつ攻撃する。


 グンと黄昏クイーンのHPが回復するのが確認できた。


「そろそろ頃合いです、フルアタックで!」


タゲも取り返したきんぐさんから号令がかかる。

ーパーフェクトプロテクトーー

きんぐさんから黄金に輝くエフェクトが放たれる。

30秒無敵になり、周りのPTメンバーの与ダメージを上げる効果がある。

これには、抜群のヘイト効果もありボスは夢中になってそのスキル使用者を攻撃するようになる。


 それを確認した他のメンバーも一斉に80奥義を放つ。


ー残影乱舞ー

ロックスの使用するアサシンの瞬間最大ダメージを与えうるスキルで、自身にもう一体の分身を作り出し攻撃力も大幅に増加され、さらに2秒無敵という緊急回避にも使えるとっておきの技だ。


他のメンバーも一斉に使うことで、スキルエフェクトや効果音がすごい事になっていた。


パパンズババババbドガガガガガガドゴーーーーン


フェアリー界でもトップともいわれるクレイジーギアの本気の集中砲火だ、これに耐えれるボスがいるのだろうか・・・・


 今まで他のハンターの挑戦をことごとく跳ねのけて来た、超回復とはなんだったのかと言わんばかりに一瞬にして回復した黄昏クイーンのHPをみるみる削っていく。


ー本当の地獄を見せ・・・・・


 黄昏クイーンの残りHP10からの激怒状態を一瞬で削り切ってセリフも吐かせぬまま、今まで未討伐だったボスは、その姿をゆっくりと塵に変え、夜風に吹かれる灰の如く霧散していった。




ーおめでとうございます。きんぐさんのPTにより黄昏クイーンが討伐されました。ー

ー討伐MVPはロックスさんですー



 ディスティニーフェアリーの世界に今まで未討伐だった黄昏クイーンの討伐テロップが流れ、ワールドアナウンスで通知された。



「お疲れさまでした!」

「やったー」

「皆さんGJです!」


皆が無事に討伐できたことに喜びをあらわにし、お互いをたたえ合う。


彩音も感動をあらわにし、その瞳を潤ませていた。


(最高のPTだねー・・・ロッくん)

〔まぁ、結構やるPTだな。〕


「最後ほんとにごめんなさい。危うく決壊させるとこだった。」

やんやんさんから、謝罪が入るがそれに対して非難するような意見をするものは、このクレイジーギアには誰一人いなかった。


「どうという事は無いですよ。」

「いつも回復ありがとうとこちらが言いたい件。」

「最高のPTでの最高の連携を見させて頂き、このちゃまは感動に打ち震えております。ハイ。」


「わーん、みんな最高の仲間だよーありがとう・・・」


 なぜだか、彩音は瞳を真っ赤にしてその光景にもらい泣きしているようだった。


(最高だね・・・みんなさいこうだね、クレイジーギアに入ってよかったね・・・ロッくん)


〔そういうのは、魔王倒してからにしてくれ。〕


(ちょっとロッくん、あたしの感動が台無し!)



このくらいは、当たり前だろうといつにも増してクールなロックスを横目にいかにもロッくんらしいとほほ笑む彩音であった。





 このような最高の仲間と挑むボス討伐は最高にスリリングであり、またこのような者たちと出会えたことは最高に喜ばしい事でもある。それが故に辞められない、止まらない。


 そう言った思い出というのは、あなたの心のどこかにずっと残り続ける物となるでしょう。



 なんども言うようだがそれがMMORPGというものでもある。






お付き合い頂きありがとうございます。


何とかなりましたね。ε-(´∀`;)ホッ

次からいよいよ魔界研究所に行きます。


ハラハラ(°_°;)ハラハラ(; °_°)


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