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あたしのアサシンがとんでもない件  作者: おにまる
第三章 魔界と対人編

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交流戦ー5

よろしくお願いします。



 交流戦3番勝負の一種目の総当たり戦は、クレイジーギアが3勝一敗一分けで、勝利することができた。

元々ゲーム攻略や、仲間との交流が主な活動内容のギルドが、対人特化ギルドにPVPの交流戦で、この成果を出せたのは、大金星ではないだろうか。


やはりこのフェアリー界でのトップギルドとしてのプライドと、皆が仲間のためにと一致団結したところに、クレイジーギアの強さを見た気がする。


この勢いに乗って次の種目も勝利を収め、完全勝利に王手をかけたいところだ。

だが次は20vs20のGVG(ギルド戦)だ。その勝利条件は、両ギルドとも代表者を決め、その者を先に倒した方の勝利とすることが取り決められた。


王を先に取った方が勝ちという事だ。


言ってしまえば簡単なようだが、実際にやると守りと攻めのバランスや、攻め時守り時のタイミングと様々な駆け引きが要求されるといったものだ。


皆で攻めてるうちに少数で回り込まれて王を落とされたら負けてしまう。


その駆け引きを楽しめるように、PVPエリアの両端に互いの陣を取り、王はその陣地から、離れないという制約を設けた。


復活無し、制限時間なしの一本勝負。


いよいよお互いのプライドをかけた総力戦が始まる。

クレイジーギアの王は、きんぐさんで、OMGの王は、やはりこちらも重騎士のゾッドさんだった。

お互い落とされにくい盾職を王に置いてきた。


(ロッくんさすがに突っ込んで行っちゃだめだよ?)


〔さすがに、そんな無謀はやらないよ、たぶん〕


(たぶん!?多分なの!?)


〔冗談だよ〕


両陣営分かれての最後のチェックに入る。皆さすがに緊張した面持ちだ。


「さぁいよいよ、皆さんこの時が来ましたね。装備の最終チェックと予定の配置に着きましょうか。」

マスターのやんやんさんから、皆に最終確認の指示が入る。


「焦らず、慌てずで、行きましょう。今日は最前線に出れませんが、皆さんの力を信じてます。」


「日頃、守られてるから、今日は皆で、きんぐさんを守りぬきましょう!」


「頑張ろう!」



~~~~~・~~~~~~・~~~~~~

OMG陣営~



「たぶん、あっちは攻めてこないと思うけど、まずはパターンAで行くよ!あっちの出方次第で、すぐに変更するから!」


「めんどくさいから皆殺しでいいじゃん。」

血まみれキャリーさんから、さっそく物騒な発言が飛ぶ。


「わかってると思うけど、単独行動なんかしたら、僕がゆるさないよ?」


「おーこわw、たっくんがマジだ・・・」


「ここは負けるわけに行かないからね、指示には従ってもらうよ!その代わり負けた時の責任は僕が取る。」


今日のたっくんは、いつもと違う。さすがのOMGの皆もピリピリとした雰囲気を感じ取っていた。


それもそうだ。対人特化を謳い文句に掲げて活動しているギルドが、すでに先制されてるのだ。

いつもの余裕が、この時のたっくんには、無い様に見えた。

それは、みなに喝を与えるための演出なのか、それともそれだけ本気なのか・・・


~~~~~・~~~~~~・~~~~~~



 どちらも最終チェックが終わり、両陣営から準備完了の合図の花火アイテムが打ち上げられる。

いよいよ、これまでに研鑽した力の全てをぶつけ合う時が来ようとしていた。



「開戦!」


開戦の合図で両陣営動きを見せるが、その行動は対照的だった。

三人一組で間隔を取り、きんぐさんを中心に半円形にがっちりと守りを固めて、相手の出方を伺う構えに対し、OMGは、やはりというか、半数ほどだろうかクレイジーギア陣営に攻め込んできた。


「予定通り、スリーマンセルでタゲ合わせて一体毎の撃破を確実に狙っていきましょう。」


いつもとは真逆の風景で中央後方で皆に守られる形で、きんぐさんからギルドチャットで指示が飛ぶ。

このスリーマンセルは実際の戦術でもよく用いられる方法で、このGVGの様な団体戦ではかなり有効な方法だ。


先制する人を決めておけば、残り二人がそれにタゲを合わせて、攻撃する。

団体戦とは言え大人数でぶつかり合うと、攻撃がバラバラになり、膠着状態になりがちだ。

確実に一人ずつ減らしていった方が、有利な展開に持っていけるのだが、実際にやるとそれが難しい。

そこで三人一組で行動するこの戦術だと、タゲも合わせやすく仲間のピンチにも気づきやすい。


「行くぞオラー!」


OMGの先陣を切って重騎士の豆腐さんが、突っ込んでくる。


それに対し、純戦闘職ではないが、耐久力の高い、きこりのくまちゃんがまずは迎え撃つ。


ー大木大切断ー


転倒付与の単体スキルを突っ込んできた豆腐に食らわせる。

転倒した豆腐に、無数の攻撃が飛んで行き、それに次いで突入しようとしていた敵にも攻撃が飛んで行く。

これには、たまらず豆腐がエスケープで下がる。重騎士の耐久力でどうにか、逃げれたが、それに続いてた敵は一瞬で消された。


「あまり出すぎないように!誘いに乗らないで!」


 そうなのだ、この豆腐さんの突っ込みは、相手を切り崩す意味もあるのだが、釣りも目的なのだ。

撤退と見せかけて誘き出して叩く。


わかっててもつい焦って逃してはいけないと追って逆にボコられる。

きんぐさんの、相手をよく見る言わば盾職としての観察眼が、ここでも活きてくる。


「あぶなかった、釣られるとこだった。」


きこりのくまちゃんが、冷や汗を搔きながら所定の位置に戻る。


「大丈夫、ナイス先制でしたよ、落ち着いていきましょう!」


この一連の動きをみたOMG陣営も簡単には切り崩せそうに無い事を見せられ、迂闊には突っ込めなくなった。




「相手さん、なかなかやるね、分かってるねGVG、作戦変更する!邪術部隊行くよ!」


 たっくんがクレイジーの防御陣を見て、ニヤリと口角を上げた。




「一本釣り漁船、配置に!」


たっくんから何やら指示が飛び、あわただしくOMG陣営が動きを見せる。


何が来るというのだ。落ち着いてクレイジーギアは対処できるのか。

あわただしく動きを見せるOMGの配置に、少なからずの動揺するものが出てきた。



「これは・・・」



 耐えれるのか?、クレイジーギアの鉄壁の守備陣は崩されてしまうのか・・・

皆が生唾を飲むかのようにOMGの攻撃に備える。













 











お付き合い頂きありがとうございます。

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