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あたしのアサシンがとんでもない件  作者: おにまる
第三章 魔界と対人編

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交流戦ー3 守護神

よろしくお願いします。

  


 どこからか噂を聞きつけ一目見ようと多く集まったPVPエリア。

その大観衆が見つめるPVPエリアの中央で、対峙してる二人に全ての視線が集まっていた。


 一人はクレイジーギアの顔でもあり、その二つ名は不倒のきんぐと呼ばれるほど。

どの様な巨大な敵にも決して背を見せず、その背後の仲間を守るため常に最前線にたつ重騎士。


 対するは、OMGのサブマスターで、白髪のウルフカットに三白眼の強烈な眼光で、全ての者を射抜く程のインパクトのある暴勇バベルさん。


このフェアリー界のハンター達ならPVP可能フィールドで暴勇バベルを見かけたら、即撤退するほどだった。

対人専門ギルドOMGの名を知らしめて来た張本人の一人でもある格闘家だ。


最強の暴力と最強の守護、この勝敗の行方は誰にも想像がつかない・・・


白熱したPVPエリアもこの瞬間は静かに開始を待つ。




「開始!」


ーフィジカルブーストー

ープロテクトアーマー

きんぐさんが体力UPと防御UPのバフをかけて間を詰める。


ー闘魂招来ー

ーパワーマキシマイズー

暴勇バベルが、格闘専用のバフをかける。これは連撃を当てるほどに火力を増していくというものだ。


サッと間を詰め暴勇バベルが連撃の始動技を放つ。


ーリフレクトシールドー

対するきんぐさんが受けるダメージのの30%を相手に跳ね返すシールドで応戦。

ーライフリカバリーー

さらに自身のHPを回復させるバフを身に纏う。

盾を構えるその隙間からじっと相手を観察しながら堪える・・・


自身のHPの減るのもお構いなしに怒涛の連撃を鬼の形相で打ち込む暴勇バベル。


きんぐさんには作戦があった。

格闘家は連撃を当て続け闘魂MAXになると闘神招来という攻撃力200%アップの状態での猛攻撃が来る。


これはーパフェクトプロテクトーの30秒無敵で凌ぐしかない。

倒せなくても絶対に倒れないスキル回し。

これを常に考え戦っていた。


ライフリカバリーとリフレクトの相乗効果で、全く減らないきんぐさんのHPに業を煮やした暴勇バベルが、足払いスキルを放つ。


だがここはさすがきんぐさん、転倒耐性も極限まで上げてるので、倒れない。

VITALを極限まで上げると様々な状態異常耐性がたかまるのだ。


その足払いの隙を見てきんぐさんがすかさずスタンバッシュを叩きこむが、これを寸前で格闘家の受け躱しスキルで回避。


わざと誘い込んだのか、暴勇バベルはその開いたボディにすかさず連撃。

すでにリフレクトシールドの効果は終わっており、暴勇バベルの怒涛の連撃できんぐさんのHPが減り始める。


ここは暴勇バベルの攻撃力を称えるべきか、それともこの連撃をこのダメージで耐え抜くきんぐさんを称えるべきか。


並みのプレイヤーならこの暴勇バベルの一連の連撃で簡単に沈むだろう。


後ろでは仲間が応援している、やんやんさんも杖をぎゅっと握りしめヒールをかけに行きたいのを堪えて見守る。


ギャラリーですら思わず逃げたくなるほどの暴勇バベルの連撃・・・


こんなところで倒れるわけにはいかない・・・


ーディフェンスフィールドー

きんぐさんが防御力UPのフィールドバフをかけ耐える。


ー阿修羅爆裂拳ー

貫通力のある重い一撃を叩きこむ暴勇バベル。

一気にHPが減るきんぐさん・・・

(まずいここはあれを使うべきか・・・いやまだだ・・・)


「がんばってーきんぐさん!」

「まだ堪えれるよ!」


クレイジーギアのメンツから、激励が飛ぶ・・・

ープロテクトアーマーー

きんぐさんが、防御アップのバフをかけなおし耐える。


開始より1分45秒経過・・・

そろそろあれが来る頃か・・・


ー三連飛脚薙ぎー

暴勇バベルの独楽の様にまわる三連足払い。


これにはさすがのきんぐさんも転倒させられる。


ここできんぐさんは、暴勇バベルがニッっと口角を上げたように見えた。

来る!

思わずエスケープしてパーフェクトプロテクトをかけるきんぐさん。

だが来なかった・・・


30秒無敵状態のきんぐさんは、ここぞとばかりに責める。

しかし耐えることに優先させているきんぐさんの刃は暴勇バベルには通らない・・・


さすがのきんぐさんもここは見誤ったか・・・


攻撃しても無駄なことは十分わかってる暴勇バベルも涼しい顔でその攻撃を軽く受け流す。


時は残酷に進みパフェクトプロテクトの黄金に輝くエフェクトがきんぐさんから消える・・・


残り30秒・・・


ー闘神招来ー

ー金剛呼吸法ー


暴勇バベルが格闘家の最高攻撃力を授かるバフと自己回復バフをかけ詰みにかかる。


「いくぞ!おらぁああああ」

暴勇バベルが吠える!


ギャラリーですら、あの声を聴くと思わず逃げたくなるような狂気の怒号から始まる怒涛の連撃。


ーリフレクトシールドー

ーライフリカバリーー

きんぐさんもクールタイムの開けたスキルで防御態勢に入る。


ドドドドドドドドド・・


ものすごい連撃をを受けながら必死に耐えるきんぐさんのHPはライフリカバリーとリフレクトシールドをもってしてもゴリゴリと削れて行く。


暴勇バベルもリフレクトシールドを考慮しての自己回復バフだ。ぬかりはない。


思わず見てる方も体に力が入る・・・


「頑張ってきんぐさん、もう少し!」


きんぐさんにとっては10秒が一分にも感じられるだろう・・・


きんぐさんのHPも減っているが、暴勇バベルも自身の攻撃力の高さで、跳ね返るダメージも相当なものだ。自己回復バフでも追いつかず減っている。


「早く終わって・・・」


誰かが思わず声を漏らした。

クレイジーギアのメンバーは見守りながら全員そう思っただろう。


時は一刻と進み無情にもその時は来た。


残り3秒というところで攻撃が止んだ・・・





暴勇バベルから赤黒く燃え上がるような闘神のオーラが消えてゆく・・・




最後までたっていたのは残りHP数ミリを残した。


きんぐさんだった・・・


静かに倒れる暴勇バベル・・・


一瞬の静寂のうち沸き起こる声援。


矛対、盾の勝負は 盾に軍配が上がった。

どちらが勝ってもおかしくないぎりぎりの戦いだった。

どちらも逃げずに真向勝負の漢の戦いにギャラリーも含め両陣営も心を打った。







お付き合い頂きありがとうございます。

イイねお待ちしております。

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