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あたしのアサシンがとんでもない件  作者: おにまる
第三章 魔界と対人編

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交流戦ー2

よろしくお願いします。



 「なんちゃってね。くやしいけど、蒼たんに敵取りはまかせた!」


一瞬誰よりも早くロックスが双刀を構えて臨戦態勢に入るのが、見えた・・・


「なんだ、あっちゃんブチ切れて相手陣営に魔法打ち込みに行くのかとw」


「一瞬ロッくんも構えたように見えたから、これは乱戦かとw」


「あちしは、そんなに青くはないし!」


ロックスの構えは皆が思ってるのとは別の警戒だろうが・・・

そんな事とは誰一人も考えが及ばず、その場は和んだ。


次鋒は弓術士の蒼月さんの出番だ。

静かな闘志を胸に秘めいい表情で開始位置に付く。

対するは武闘士の如月さんだった。

この対戦は遠距離物理の蒼月さんが有利か。

武闘士の如月がいかに距離を詰めて攻撃を当てれるかが勝負になるだろう。


対峙してる二人も、両陣営もギャラリーもこの瞬間だけは、固唾を飲んで静かに見守る。


「開始!」


開始の合図で両者バフを開始

ーウィンドムーブー

ークイックムーブー


蒼月さんが移動速度向上と、敏捷性向上のバフをかけて、距離を取るどころか、相手との間を詰めるように

飛び込んでいく。


「はやっw」


その移動速度はギャラリーも目を見張るものだった。

如月も距離を取ってくるものと思って面食らったか、やや対処が遅れ双剣での迎撃スキルを発動する。

蒼月さんがこれを読んで躱し、両者立ち位置を入れ替えるように如月の背後に回り込む。

ースタブアローー


ースタブアローー


蒼月さんが如月の迎撃スキルー双剣乱舞ーの打ち終わり際にしっかりノックバックスキルを打ち込み

如月を蒼月さんの元いた開始位置まで押し込む。


そこには開幕で設置してた、蒼月さんのトラップが設置してあった。


ーシャープシューティングー


如月がトラップに押し込まれ行動不能になってる所に溜めのある貫通攻撃スキル。

これを如月がエスケープ。


もちろん蒼月さんもエスケープするだろうことは予測済みで、これは誘導スキルだった。

高等テクニックだがシャープシューティングは構え直後ならキャンセルできる。

シャープキャンセルからのエスケープの無敵が消えるタイミングで蒼月が二の矢を放つ。


ースタンアロー


ーシャープシューティングー


このスタン状態はもう回避不能だ。


ギャラリー。両陣営。その場にいる全ての者がその光景に目を奪われる瞬間だ。

最大溜めのそれが、如月を貫通する。


鮮やかすぎる蒼月さんの勝利だった。


一瞬の静寂の間の後にワッと沸き起こる歓声。


「スゲー」

「鮮やか!」


何事もなかったかのように仲間の元へ戻ってのハイタッチ。

「蒼たんさすが!」

「お疲れ様です。」


「どうということは無い。」



クールすぎる蒼月さんの一言だった。


これで勝負を一勝一敗のイーブンに持ち直したクレイジーギアのギルド陣は、この勝利を仲間の全てで祝福する。

このまま流れに乗りたいクレイジーギアだったが、中堅のラ王無双さんが、三分間の激闘の末勝負つかずの引き分け。


引き分けとはいえ、瞬きさえも惜しまれる攻防が繰り広げられる対戦に皆、息もするのも忘れるほどその両者の雄姿に釘付けだった。


タイマンにおけるPVPにおいて勝負は、一瞬で方が付くことが多い。

初撃の打ち合いで大体の勝負予測がつくことが多いのだ。

それが一分半以上続けば、あとはどちらか先に心が折れた方が負けなのだが、

3分間戦っても尚決着がつかなければ、それは両者の奮闘を称えるべきであろう。


「みんな申し訳ない。」

深々と頭を下げるラ王無双さんだったが、皆はその戦いを称賛した。


「謝るどころか、今までで一番熱いPVPを見せてもらったよ!」

「ラ王さんのプライドを見せてもらった!」

「名勝負でしたね!」


これで勝負は一勝一敗一分けの全く五分の流れだ。

次の対戦でどちらかに流れが傾く、この先の対戦は誰もが目を離せないものになるであろうことが、この場に全ての者が感じていた。


どこかでこの交流戦を聞きつけた者や、ギルドチャットですごい事あってるよと、噂が広まりさらなるギャラリーでこの場は埋め尽くされていた。


それもそうであろう、フェアリー界のトップギルドと、対人専門ギルドとのPVP勝負となれば、このゲームをやってる者ではなくても楽しめるものであろう。


「つぎはいよいよきんぐさんですね!」

「まかせたよ!うちの守護神!」

「これで勝って大手といきますか!」


「みなさんあまりプレッシャーを・・・」


仲間からの大いなる期待を込められた視線を感じながらきんぐさんは開始位置に向かう。

その純白の鎧に、いつも皆を守るために最前線に立つために構える大楯がトレードマーク。

その見慣れた後姿を皆が見送る。


ここから先は誰も通さない・・・


物言わないその背中の雄姿が、そのオーラがそう語っているようだった。







お付き合い頂きありがとうございました。

イイネお待ちしております(´ー`)


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