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あたしのアサシンがとんでもない件  作者: おにまる
第三章 魔界と対人編

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魔王軍襲来ー3

よろしくお願いします。


ー首都ゴッドネスタウン東門前広場ー



 ゴッドネスタウンの通りを、東門から抜けた所に、のんびりとした広場がある。

普段は、この世界でも最弱のスライムくらいしかいなく、いかにスライムにダメージを与えずに、ヘイトを与えて何匹スライムを連れまわせるか等をして遊んだり、ゆったりとした雰囲気で、暖かな春の日差しが射してるような、駆け出しハンターがお昼寝するのにもってこいの場所だ。


 しかし今、この場には過剰すぎる装備で身を固めたハンター達が集結していた。


その過剰すぎる装備で身を固めたハンター達でも道を譲るような者達がやってきた。


 その身を輝く純白の鎧で身を固め、身の丈程もある大盾を左手に、その眼は揺るがない信念を貫き通す熱い意思を語ってかのようだった。

その傍らには、青く長い髪をなびかせて、涼し気な笑みを帯びたその眼は慈愛に溢れ、全ての者を癒し奮い立つ勇気を与えるといわれる杖をかざし、輝く純白のローブを身に纏いし者。


そう、クレイジーギアの盾役の、きんぐセブンさんと、マスターの、やんやんさんだった。


その後ろからピンクのヘアースタイルがトレードマークで、鋭い眼は見る者を威圧し、その背中には、立ち塞がる全ての敵を切り裂くといわれる、2本の刀を背負うフェアリー界No1アサシンのロックスが続く。


クレイジーギアのメンバーの到着でその場の雰囲気が引き締まるのを感じる。

モニター越しの彩音もどこか誇らしげにしていた。

(なんだかめっちゃ注目されてるよね・・・)

〔今に始まったことじゃねーだろう。〕


そう、今からこの穏やかな東門前広場で壮絶な戦いが繰り広げられる予兆をひしひしと感じるだろう。


駆け出しハンターは、このフェアリーの世界のトップクラスの戦闘を、間近で目にすることができるいい機会になるであろう。


 風雲急を告げるかのようなワールドアナウンスが流れる。


ー首都東門前広場へ魔王軍が襲来します、ハンターの皆さんは防衛に参加してくださいー


 穏やかな東門前広場が一変し、その最果てより闇が広がってきた。


その闇よりいでしは、漆黒の鎧に身の丈より長いランスを構え、燃えるよう赤い瞳は全てを憎むかのようだった。それが跨りし馬は、闇より黒く大きな肢体に燃えるような赤い鬣を靡かせていた。

その敵は「デーモンキャヴァリエ」Lv95


(やばそうなのが出てきたよロッくん)

〔あぁ一般モブではないエリートだな。〕

(突っ込んじゃだめだよ!)


明らかに先ほどのデーモンナイトより、格上だろうと思われるエリートモブだ。

それがざっと見て30は下らない数で押し寄せてきたのである。

そこにいたハンターのほとんどが絶望の色に塗り固められようとしたその時。


「盾のみなさん、ここは一旦敵の行進を食い止めましょう!」


輝かしい純白の鎧に身を包まれた、重戦士きんぐセブンさんが、大盾を構え前に出る。

それを見た他の盾職のハンターも続いて盾を構え前に出る。


盾職の者は各自自身の防御力を上げるバフをかけて、敵との衝突に備える。


「後衛の皆さんは盾が倒れないようにサポートお願いします。」

やんやんさんの掛け声により、皆が前に出た盾に支援スキルを送る。


遂に両者激突の瞬間が来た。


デーモンキャヴァリエが構えられた盾に唸り声を上げて突進してくる。

長いランスを用いた、弾き飛ばすような突進だった。

無数の突進攻撃から開幕を告げるような衝撃音が響き渡る。


その攻撃は凄まじく、何人かの盾は弾き飛ばされ、構成された戦闘ラインは、決壊するかに思われたが、すぐさま待機してた他の盾が、間を埋める。


どうにか盾がヘイトをとりラインが形成された。

「火力部隊の方、攻撃お願いします!」

きんぐセブンさんからの号令で一気にデーモンキャヴァリエへと無数の攻撃が飛んでいく。

空を覆うような魔法攻撃と矢の雨が容赦なく敵を殲滅せんと飛び交う。


前回と違ってクレイジーギアのメンバーの率先した行動により、一方的な蹂躙という始まりではなかった。


周りのハンターが従ったのも前回のクレイジーギアのメンバーの活躍を目の当たりにしたからだろう。

モニター越しに見ている彩音も安堵の色をしていた。


(今回はこのまま無事におわりそうだねロッくん。)

〔どうだろうな、このまま終わるとは思えねぇ。〕


少なからずの犠牲は出ているものの、デーモンキャヴァリエを半数は討伐し、展望は明るいものに思われた矢先だった。


グウウオオオオオオオオオオ


まるで地鳴りがするような咆哮が響き渡りそれは姿を現した。


ハンター達の2倍はあろうかという大きな体格をしたハイオーク達。

その後ろに、その3倍はあろうかという、オークロードが出現したのである。

緑色で筋肉隆々とした体躯で、その両手には斧が握られている。


「うそでしょ・・・あれは無理・・・」

「やばっ」


「皆さん落ち着いて、まずはキャヴァリエの討伐を急ぎましょう。」

きんぐセブンが皆にキャヴァリエの討伐を促す。


「どうということは無い、全てを殲滅するだけだ!」


蒼月さんが声を荒げ攻撃を加速させ、キャヴァリエの殲滅を急ぐ。

それに釣られるように皆も攻撃力全開でキャヴァリエを叩く。


〔彩音、全開でいくぞ〕

ロックスが前に出てキャバリエの攻撃を受け躱し、いつもの最大火力パターンに持ち込む

パパパンパパパンと爽快なクリティカル音を響かせ次々にキャヴァリエを殲滅していく。


オーク達がハンター達のいる方向へ進行してきていた。


その中でもひと際大きなオークロードが突進してくる。

残り少なくなったキャヴァリエごと吹き飛ばす勢いで突っ込んできた。

その振るう腕は大木のように太く、一薙ぎで数人のハンターが天に召される。


〔こいつは俺が止める、他を急がせろ彩音〕

(え、え、大丈夫ロッくん!?)

〔長くは持たねぇ、早く〕


「オークロードは私が引き付けるのでその間に他を頼みます。」

彩音がきんぐセブンさん達に呼びかける。


「ロックスさん、ありがとう」


他の者が恐れを抱く中、単身ロックスは、オークロードへと立ち向かう。

ロックスの身長ほどあろうと言う、オークロードの拳が襲ってくる。

誰もが逃げ出すその攻撃を少しも怯まずー暗雲転身ーで躱し、

ハイドでオークロードの後方へ潜り込み、安定の心臓一刺し連打。


他のハンターが周りの取り巻きを受け持ってくれているおかげで、ロックスはオークロードに専念できる。

オークロードの攻撃がいかに強烈でも当たらなければどうということは無い。

それを有言実行できるのもロックスならではであろう。






お付き合い頂きありがとうございます。

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