いつもの風景
よろしくお願いします。
切り裂きツインズの討伐を終えて、一旦町に帰還
彩音の小言を右から左へ聞き流しながらMVP報酬アイテムに夢中だった。
アイテム:ツインズマジックブレイカー
二刀流のダガー:攻撃力3200
スキル(マジックブレイク)使用可
飛んできた魔法に対してタイミングよく
「マジックブレイク」を使うと魔法を切り裂き無効化する。
受付有効時間0,1秒 クールタイム3分
マジックブレイク成功時ハイド状態になる。
〔これは結構使える、フフフ〕
(ロッくんが悪い顔になってる・・・)
〔この先PvPも解禁になるだろうからな〕
(PVP??・・・)
〔プレイヤーVsプレイヤーいわゆる対人だよ。〕
(プレイヤーと戦うようになるの!?)
〔MMORPGには大体つきものだぞ〕
彩音はロックスからPvPの内容を聞きガクブルしていた。
MMORPGでは、キャラを育てて強くするという前提みたいなものがあるが、
ある程度皆強くなるとどのくらい強いか知りたくなってくる。
そこで人はPvPへ興味を持ち始める。
ロックスの見解ではおそらく魔界解放と同時に
80のレベルキャップ開放。
PvPの実装と見込んでいる。
〔だからより強くなっておかないとな。〕
(そうなんだね・・・)
〔かならずPKer集団はいるからな〕
(なにそれ・・・)
〔プレイヤーキルを楽しむ集団さ〕
(こわいね・・・)
そうしてロックスはそのためにもネームドや
ボスを狩りまくって強くならないといけない事を
彩音に口酸っぱく説明し
それにしぶしぶ従うのであった。
~~~~~・~~~~~~・~~~~~~
~クレイジーギア・ギルドルーム内~
「やんやんさんうちのメンバーも80キャップになってきたので対人も考慮していかないといけませんね」
「そうですね、きんぐさん、対人に関しても来るべき時に向けて方向性をきめておかないといけませんね」
クレイジーギアのルーム内でも、そろそろ来るであろう魔界解放とPvPの話題になっていた。
一旦皆に集合してもらって今後のPvPの方向性について話すこととなった。
~~後日~~
ロックスもマスターからの呼び出しでギルドルームに集まっていた。
ギルドのメンバーも元気そうで、あの日のように和気あいあいとした
楽し気な雰囲気がそこにはあった。
皆の注目は早くも80の職専用装備を手に入れたロックスの
背中に担がれた武器に視線が集まってた。
「今日みなさんに集まっていただいたのは今後実装されるであろうPvPの方向性についてです。」
「魔界解放と同時にくるであろうやつね」
「まずはマスターのやんやんさんから基本的な考えを述べていただくので、その後みなさんの意見を聞きたいです。」
やんやんさんの考えではこうだった。
基本的な行動は自己責任でPvPを楽しむ。
基本的にこちらからはPKをしない
反撃は可
報復行為は基本禁止。(過度なPK粘着に関してはギルドに報告)
以上簡単ではあるがマスターの考えが皆に伝えられた。
それに対して小さな質問や、討議を重ねた結果、
おおむねはマスターの意見で皆賛成との事。
来るべきPvPの実装の日を皆楽しみにし、
せっかくなのでまだ80に達してない人の
底上げに狩でもいきましょうという事になった。
つい先日ギルダン解放したばかりで今日は
解放できないとの事でアルカンダ地下遺跡に行くことになった。
(みんなで行くのって楽しいよね)
〔彩音が楽しいなら俺はそれでいい。〕
ダンジョンに着くと皆一斉にモブに飛びつくように狩だした。
さすがはトップクラスのギルドのメンバーだけあって、
火力もだが狩のやり方がわかっている、
釣りをするものヘイトを取るもの、殲滅するもの、
最高率で狩りつくす。
「あちしの有り余るこのパワーを受け止めてくれる敵はいないのかな~」
「あーボスフラグきたこれ」
「今日は皆のレベルの底上げだぞ!」
「へい、馬車馬のごとく働かせていただきやす!」
ボス狩りも楽しいがみんなでワイワイ言いながらのんびり
狩りをする時間もまた、MMOの楽しみの一つだ。
現在の最高レベルのダンジョンだけあって経験値効率は美味しい。
「ロックスさんの火力がおかしすぎる件」
「やばいね、敵がおいつかないよw」
「もう少し奥いく?」
「でもあまり奥いくとうちらのボス中連中が・・・」
「ここ何がいるんだっけ?」
「巡回がベオウルフで、ボスが黄昏クイーンだっけ?」
「強そう・・・」
「両方80レベルじゃなかったっけ?」
「やばいやつか・・・」
そんな話が出始めたところでマスターのやんやんさんから、
ほんとにボスに突っ込みそうだからと咎められて
しばらく狩りに専念して程よくメンバーのレベルも上がっていった。
お付き合い頂きありがとうございました。
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