宴の後の宴
よろしくお願いします。
~~ギルドダンジョン内~~
「俺たちがグレートドラゴン初討伐だー!」
クレイジーギアのメンバーは、ギルダンのボス初討伐を達成し、皆盛り上がっていた。
「祝初討伐!」
ギルドマスターのやんやんさんが皆にねぎらいの言葉を掛ける。
「きんぐさんやロックスさんをはじめ皆さん一丸となって大変頑張っていただきありがとうございます。」
「マスターも回復ありがとう!」
「ドロップ品に関しては一般材料は後で集めて市場に出した後皆で分配したいと思います。」
「りょうか~い」
「レアに関しては適用職の方に譲る方向でいいでしょうか?」
「はーい」
〔彩音、このグレートドラゴンシールドとブルーサファイアをやんやんさんに〕
「あのこれを、グレートドラゴン盾とブルーサファイアを」
「おおおおおおおw」
「すごおおおお」
「ロックスさんありがとうございます。盾はきんぐさんでいいですか?」
「異議なし」
「おk」
「どぞー」
グレートドラゴン盾:効果 ドラゴン種より被ダメ20%カット HP25%UP
盾にとってはかなりの逸品だ。
「きんぐさんおめでとう!」
「おめー」
「ありがとうございます!」
「ブルーサファイアなんですけど・・・」
ブルーサファイア:効果 魔法攻撃20%UP
普段寡黙な暗黒さんから一言。
「それはあっちゃんにどうぞ。」
「それではあっちゃんにこれを」
「暗黒さん譲ってくれてありがとう、大事にするね。」
「おめでとう」
「あちゃおめーん」
レア素材は皆で等分配し一般素材はのちの売り上げを分配。
「よおっし俺は武器作成いくぞ」
「自分は防具かな」
「ギルダンおいちぃ」
気の合う仲間との狩なら後の分配も、スムーズに終わる。
互いの成長のために、今日もらった人は次の機会は次の人へと
こうやってお互いが成長していけるギルドは、必ず強くなる。
(楽しかったねギルダン。)
〔あぁそうだな・・〕
そしてその後はギルドホールに戻っての宴だった。
「さぁデリシャスパーチーのはじまりよぉ」
料理人のちゃー・すーさんは皆に料理をふるまってくれた。
ここでの料理とは本来バフ目的で作成するものだが、こういったパーティーの演出の為
皆で持ち寄ってワイワイ楽しんだりすることもある。
料理人は性能のいい料理を作って市場でうったりする、
いわば生産職ではあるのだが、戦闘が全くできないというわけではない。
「さぁ今日は大判振る舞いアルネ、皆さん楽しんで!」
「わ~い、ちゃーさんありがとう。」
ギルダンボスの初討伐という快挙もあって、皆興奮冷めあがらない状態で
あれは、やばかった。正直だめかとおもった。
等など皆多いに語り明かした。
彩音は、初めてたくさんの人と一緒にいる様子を画面の向こうから、にこやかな笑顔で眺めていた。
(ロッくん。ギルドって楽しいね。)
〔あぁ、やはり他のプレーヤーとのコミュニケーションはMMOの醍醐味だからな。〕
皆の関心はロックスの強さだった。
ロックスの評判はフランキー討伐のMVPでフェアリーの中では注目の的だったらしい。
すでにブレイブハートとバイオレットを2個ずつ装備してるのを知られると
皆から驚愕の眼差しを受けたが、それならばあの火力も納得との声が上がった。
(そういえば、さっきボスやっててあたし一つ疑問におもったんだけど?)
〔どうした?〕
(ロッくん死んだことないと思うけど、死んだらどうなるの・・・)
〔そうだな・・・言っておかなければならないが・・・〕
(なになに・・・ちょっとこわい・・・)
〔皆と同じように蘇生はするとおもう。〕
(ちょっと!びっくりさせないでよ。・・・)
〔だけど・・・俺は消えるかもしれない・・・〕
ロックスの口から衝撃の事実が語られて、彩音は泣きそうになった。
ロックスいわくキャラ自体は復活するだろうが、
自我を保ったまま復活できるかは、わからないとの事で、
おそらく消えるような気がするとの事。
試しにしんでみるか?とロックスがいうと彩音が本気で怒ったので
悪かったと謝るロックスであった。
ちなみに痛みはあるのかと彩音が聞くと
痛みはあるとの事で、最初の10レベルまで彩音の操作での狩がこれまでで最大の地獄だったらしい。
弱いモブとはいえ、ガシガシかじられるのは結構痛かったようだ。
今度は彩音が、ごめんなさいを連呼してた。
〔一時はこの先どうなるかとおもったけど。〕
(ほんっとにごめん!)
〔オート戦闘を覚えてからは快適だったな。〕
(早く言ってくれればいいのに・・・)
もうこの先この町から出ないと彩音がいうと、
それじゃゲームにならんだろうとロックスが窘めた。
そうしてクレイジーギアのメンバーとの
初めてのギルダンとパーティーが和やかなムードで終わった。
「それでは、これでいったん解散します。また次皆で集まるまでに強くなりましょう!」
「お疲れさまでした。」
「おちゅかれー」
「ロックスさんこれからもよろしくお願いしますね。」
最後にマスターのやんやんさんから声がかけられた。
「こちらこそよろしくお願いします。」
ギルドホールを出たとたんロックスはさぁ武器取りに行くぞと息巻いてる。
ちょっといったん休憩しようと彩音がぐずるのでしぶしぶ休憩することにした。
もとよりロックスは疲れを感じないので、休憩等不要であった。
どこに行くかと思えばまたあの一本桜の丘である。
〔彩音ここほんと好きだな・・・〕
(いいじゃない、落ち着くし・・・)
〔そうだもっといい場所あるからいくか?〕
(ほんとに!いく)
そういってロックスは新し武器を得るためのダンジョンに向かうのであった。
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