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能力戦
「気づいてないわけじゃないだろ?」
ネアは俺に問う。
「まあこれだけ大きな気配がするんだ…気づかない方がおかしいよな」
俺は上を見上げ、もう1度学校長に言う。
「俺の記憶をもう1度生徒の記憶から消してくれ」
「今でいいのか?」
俺の言葉に校長はそんな言葉を返す。
「ああ…今じゃないとだめだ」
その言葉に校長は能力を発動させる。
「さてさて…対価を払ってもらって役立たずはやばいからな」
そう言って俺は構える。
「ネア、モノ…お前らはそこで待機してろ」
そう俺は言い1人で戒魔の懐に入る。地面が土ではないせいかあの壁は出てこない。
「1人で来るんですね」
俺のこぶしを銃で受け止めながらもそんな言葉をこぼす戒魔だが俺はお構いなしに攻撃を続ける。
「能力を使わないとは…なめられたものですね」
戒魔は呟くと能力を詠唱した。
【豪戒】「能力優勢」
新しい詠唱の仕方に警戒をするがその警戒は一瞬のうちに消し飛ぶことになった。
「っ」
戒魔は大きく振りかぶったその腕を懐に入っていた俺に向かって振り下ろす。読みやすく防御は簡単だったがその1撃はあまりにも重く、立っていた床がひび割れた。
「どんなバカ力だ」
俺は手をプラプラとさせながらそうつぶやくのであった




