未来への薄暗い道
「っと」
俺はモノとネアの目の前に着地しながらそう言葉をこぼす。あたりを見渡すがここは路地裏のようだ。
「まったく…お前だけ楽にここに来たとなると無性に腹が立つな」
俺を睨んでくるネアだがそんなことなど気にも留めない人物が一人いた。
「お兄ちゃん~無事でよかった~」
てくてくと俺の方によっていて腰に抱き着いてくるのはモノである。
「まあ…とにかく、今回のこの騒動は一体どういうことだ?」
ネアはモノを一瞥したのち俺に問う。と言われても俺も正直分かってない。今回は学校側からの命令であいつらが俺たちを襲ってきたと戒魔は言った。だがあの校長がなぜおれたちを襲うのか、これが分からない。
うん?
ここで俺の頭の中には1つの疑問が浮かぶ。
「まて…俺は1度校長が出した全生徒の名簿に目を通している。それにはペア構成もあらかた乗っていたんだ…」
そうだ…すべて記憶しているわけじゃないがXクラス以上の生徒にペアはたしかいなかったはずだ…理由は戦力を分散させること。個人のステータスが高すぎるXクラスだからこそできることだ。だがさっきまでの戦いではXクラス4位の戒魔のほかにもう1人狙撃手がいた。
「学園からの命令じゃないってことか?」
ネアはそう聞いてくるが俺にこたえられるはずもない。
「聞いてみるしかないか…」
「おいおい冗談だろ?」
ネアはひきつった笑みを浮かべているが俺の顔を見てやれやれと首を振る。
「ねえ…お兄ちゃん…眠い」
ふとモノを見るとウトウトしている。
「先に宿を探すか…」
「お前がガス缶で吹っ飛ばしたんだからお前が宿代出せよ」
ネアはそう言って路地裏を進む。俺も後を追おうとするが
「わかったよ…あとモノ…歩きづらい…自分で歩いてくれ」
まぁ…今後の事はおいおいだな…
「は~や~く~」
まぁ騒がしさは変わんないか…
俺はネアの後をモノと並んで路地裏を進むのであった。




