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過ち
その弾道は上空で分裂してまるで生きているようにこっちに飛んでくる。
「まずいな…」
俺たち3人はそれぞれ別の方向に散るが7発ほどの光の弾道がおってくる。ただ一番不気味なのはあの光だ。あれだけ光っているのだからこちらとしてはよけやすいが、妙に気になっている。
ここで俺はおおきな過ちを犯した。
1つはあの光の意味。視線誘導で戒魔が近距離戦を仕掛けてくるものだと思っていたこと。そして2つ目は学園の仕組みを忘れていたこと。あの学院では二人一組が通常だということだ。つまり
「ネア!」
何処からか現れたその弾道は光る弾丸をかわしたところでネアの左腕を吹き飛ばす。
「グッ!!」
左腕から血しぶきを出すネアに次に襲い掛かるのは戒魔の光る弾丸…それをかわすたびにどこからか狙撃が飛んでくる。
「あれか!モノ!」
俺がモノに合図を出すとモノはネアのカバーに入る。
「弾道的にはあそこか…」
俺の目線の先には学院の屋上。恐らくあそこだ。
俺は追尾してくる弾道を防御しつつ俺はいるであろうスナイパーに殺気を放つ
「反撃開始だ」




