賭けの行方は
「!!」
俺のこぶしが届くと同時、周りの人間の動きがすべて止まった。
「共鳴:時空支配」
そう声が聞こえたのは後ろからだった。
防御をするが、吹き飛ばされ地面に激突する。
「まずいな…」
俺の口からそうつぶやきがこぼれる。今の一撃で体がうまく動かないため、座り込んだまま立てない。
「お前は誰かを待っていたようだが…これで終わりだな?」
俺の前に立つモノだったものは俺の前で笑みを浮かべる。
「殺んならさっさと殺せ」
俺は挑発気味に当たる。
「何だアケーディア…久しぶりだからな?少しはなそうじゃないか?」
そんなことを言うシャイターンはにやにや笑っている。
「俺の名前はアケーディアじゃない。黒牙 海斗だ」
俺のその言葉を聞いてそいつは笑う。
「ハハハ!なるほどなあ…お前まだあいつの事したってんのか!!」
「お前には関係ない」
俺のその言葉はおそらく怒気をはらんでいただろう
「あ?あいつは俺らの中でお前についってった裏切り者だろ?気になるんだよ~。それに、この体…女か?【モノ】ねえ…」
「お前がその名前を呼ぶな」
俺がそうつぶやいた時、俺は立ち上がりそいつを蹴り飛ばす。それと同時にどこからか飛んできた瓶をつかむ。
「上出来だ!鈴!」
俺のその言葉に瓶が飛んできた方向から声が上がる。
「何が上出来よ!まったく…それであってるのよね!?」
俺はその言葉に答えるより先に瓶の中の薬を口に含む。その瞬間時が再び動き出した。
「ああ!これで正解だ!」
俺がそう言うと、蹴り飛ばしたそいつが戻ってきていた。
「てめぇ…なめたマネしてくれるじゃねえか!!」
そんな怒号を放つそいつは俺に向かってくる。だが…
「お前の勝機はないぞ?シャイターン」
俺はそいつにそう宣言した。




