だるい授業 ~2時間目 能力者の歴史について~ 後編
{大7戒}
それはかつて、能力者が異端者として扱われてきたときの話である。
能力者は見つけ次第拘束され、その能力の強大さあまり、強制収容所に送られていた。
能力者はその扱いに恨みを膨らませていた。そんな中7人のとある能力者が表舞台に姿を現した。その者たちの名は一人を除き、だれもおおやけになっていない。
その7人は無能力者に説得を持ち掛けた。だがそれを無能力者は拒否した。それを知った能力者たちはついに暴動をおこし、能力者が無能力者と暮らせる世界を作った。
そしてその7人 のちに大7戒と呼ばれる者たちは、無能力者は暴動の主犯としたい罪人と呼ばれ、能力者からは英雄としてたたえられた。
しかしそのころには7人のうち1人…大7戒の中でリーダーとされていたものが姿を消した。残った6人は能力者による政治を目指すが、のちに5人が{能力者}に殺され、残った一人も姿を消した。この者はアケーディアと呼ばれ、裏切り者とされた。
一体なぜ{能力者}に大7戒が殺されたのか…知る者はもはや残っていないだろう。
俺はそっと本を閉じる。
「真相を知る者は誰もいない…か…」
俺はその本を棚に戻し、周りを見る。それと同時に担任の声が響く。
「そろそろ教室へ戻ります!まだ読めてない本は貸し出しもできるので持ってきてください」
俺は適当に本を取り、さっき置いた本の上に乗せたのち、教室へ戻るのであった。




