強者の余裕
結局俺は昇格戦に出ることにした。
「昇格戦は1週間後…か…」
その間にちゃんと隠せるようにしておかないと俺は目立ってしまう。なので俺は久しぶりに能力の扱いを練習しようと思っている。
そのためのこの学校の体育館。もとい練習場に来ている。
この学校の体育館は特殊で、相棒と2人で入ると、相棒同士で戦えたり、別のペアと模擬線のようなことができる。もちろん、相棒ではない人とも戦えるしタッグも組める。なお、この体育館にはとある能力がかけられていて、体育館内ならもし絶命しても即時復活ができる。そのため、遠慮をする必要がない。
「今日は休日だからな…」
そう…今日は学校は珍しく休みなのだ。つまり…
「貴方が戦いというなんて…珍しいわね?ま、能力の質を上げてもらえるんだったら来ない手はないわよね」
俺の横でそうつぶやくのはジズ、もとい鈴である。
鈴には、練習に付き合ってくれたらお前に少し指導をしてやると条件を出したら二つ返事で了承してくれた。
ちなみにモノでは手加減ができず体育館ごと俺たちをふっ飛ばしそうなので今日はお休みである。
「それじゃあやるか~」
「あんたが余裕そうなのむかつくわね…」
そんなことを言いながら俺を睨む鈴
「そう思うんだったら俺に勝ってみろよ」
俺はけだるげにそう言う。
それは俺の口から出ることが珍しい、【強者の余裕】というやつであった。




