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小さな悪意が生まれる時 9話
~???~
「確か今日だったよな…能力者どもが外へ解き放たれている日は」
薄暗い部屋の中椅子に座った男が低いトーンで言う。
「そうですね。そして、計画実行の日でもあります」
丁寧な口調で言っているのは、男の隣にある人影。そしてその人影は続ける。
「それより…勝算はあるのですか?あのバケモノたちを殺すことは容易なことではありませんよ?」
その言葉に男は、
「最強の7人…その中の2人以上を戦闘不能にすればいい。そうすれば俺たちにも勝算がある。それに、俺にはその方法も存在する。不可能ではないさ…ただ、上手くいくかはかけだがな」
人影はそうですか…とため息をつき、正面のモニターを見る。そこには、
一人の男と、一人の少女。そして、一人の女性が映っていた。
「能力者たちを一掃するために…」
そうつぶやいた男は不敵な笑みを浮かべる。
「今宵の宴は血祭だ」




