時間切れ
「これはよけれるかしら?」
そうジズは手をこちらえ突き出す。同時に魔力の玉が一斉にすべてこちらへ飛んでくる。数は200を優に超えている。スピードはさっきの矢以上だ。
「まずいな…」
俺は急所に当たる軌道の魔力球をすべて叩き落す。
けっこう威力があるな…
そんなことを思っているとまたジズの周りに魔力球が現れる。
「シンプルだな…まあ、それ故に対策は特にないな…」
ジズは自分の魔力を圧縮し、スピードをつけてこちらへ飛ばしてきているようなんだが…どうするべきか…
「さすがにあなたもすべては防ぎきれてないみたいね?」
「ああ…ちょっとかすった」
「逆に言うと何でかすり傷しか追わないんだか…」
はあっとため息をつきジズは言う
「まあでもさすがに何回も受けきれないでしょ!」
そう言い同じようにジズは攻撃を加える。だが俺は今度は防御の体制をとらない。
「どうやらこの戦いはもう終わりのようだな」
「!?」
俺がそう言い目をつぶる。さっきまで寝ていたそいつに連絡するために。
「できるか?モノ」
私は困惑していた。突然目の前の男が目をつぶったのだ。もう少しで私の攻撃があいつに届く、そんな時に目をつぶったのだ。そして何かをつぶやいた後その男は目を開ける。その目は…
「銀…」
間違いなかった。その男の瞳は銀色に染まっていた。
「さて…ジズ」
そいつは言葉を紡ぐ。その一言を
「お前の負けだ」
その言葉を聞いた瞬間 私の意識は闇に落ちるのだった。




