試合開始
気づけば俺はその場所に走っていた。その学年のプレートを見上げる
「Sクラス…」
俺はそう言葉をこぼしながらあたりを見回す。そして俺はスズリと同じく実戦測定会場に目を見開いているその女を俺は見つけ声をかける。
「お前は何か知っているのか?ジズ」
そう頭を掻きながら言うのだがその少女は何故か肩を跳ね上がらせる。
「何であなたなんかがここにいるの!?」
そんな素っ頓狂な声を声を上げる彼女に俺は言う
「そんなことどうでもいいだろ?それよりモノのことをどこまで知ってる?」
俺はそう言葉を吐く。
「別に…何も知らない。何も知らないからこそ今から彼女の戦いを見ようとした。だから…」
そう言い顔をうつむかせるジズ
「そう…か…ならいい」
俺はそう言いその場所から立ち去ろうとする。が、俺の袖を誰かがつかみその人物の声が聞こえる
「貴方の部屋にいた子よね?あの子」
「はぁ…」
俺は重苦しいため息をつく。彼女には見られてしまったゆえにごまかすことは不可能だ。
「ああ…確かにいたぞ」
「彼女の戦いを…解説してもらえない?」
そんなことを言うジズに俺は一瞬驚くが気持ちを静める。
「………まぁ…いいぞ?」
本当は断ろうとしたのだがよくよく考えればモノのことを分析するにはジズぐらいの実力者の視点と俺の視点を比べたほうがいいのか…と思ったので了承した。そんな時またスピーカーが鳴るのであった。
「準備は完了しました!測定者は会場に入場してください!」
「お?始まるな…」
「えぇ…そうね」
そうして俺と彼女は会場である運動場の方を見る。しばらくすればモノが出てきて反対側からは見覚えのない奴が出てきた。
「うん?あれは誰だ?」
「知らないの!?あの人は私たちのクラスで1位のガールっていう人」
「名前変だな…」
「私も彼も…というかSクラス以上は全員偽名ってことは授業でやったんじゃないの?」
そんなあきれたような声を放つジズ。正直俺は授業は寝ているのでもし習ったとしても聞いていないので分からないのだが…
「習ってないな」
「………」
なんか視線が痛い…疑いの目を向けられているので俺は話をそらす。
「そう言えばガール?の実力ってどのくらいなんだ?」
「私たちの中では最強…1番Xクラスに近いって言われてる」
「へ~まぁ…どんな実力にしろ…」
そこで俺は言葉を切ってガールと言う男をあざ笑うように言った
「モノには勝てねえよ…」
そんな時またもやスピーカーから音が鳴る
「試合…開始!」
と




