転校初日
「ん…」
俺はベッドから目を覚ます。
「ん…?」
あたりを見回した後、その違和感に気づきその原因に話しかける。
「俺の布団に入ってくる必要はなかったんじゃないか?モノ?」
「私は今日入学するんだし…今のうちにお父さん成分を補充しておかないと…」
そう言い億劫な表情を浮かべるモノ
「そんなめんどくさそうな顔をするなよ…楽しんで来い…な?」
「楽しめるのかな~?」
そう言いながら着々と準備を進める俺たちだったがやがて時間になり俺はEクラス、モノはSクラスに向かうのであった。
~Sクラス~
「今日からここに入る転入生を紹介する!」
私たちのクラスは、あまりクラス間での交流はないのでどんな人が来ても私には関係ないわね…とそんなことを思いながらも少し転校生に気になっていたが、その姿を見た瞬間絶句した。
「こんにちは!私はモノって言います!そして1年生…黒牙海斗の娘です!」
そこにいたのは昨夜あの男の部屋にいた少女だったのだ…
騒ぐ教室。発狂するクラスメイト、号泣するクラスメイト、絶句するクラスメイト、涙目になる担任。まさに阿鼻叫喚になっていた。理由は一目でわかる。
「皆さんどうしたんですか?」
キョトンとした顔でそう聞くのはモノ。白くて長い髪、透き通るような白い眼をした彼女は一言でいう美少女である。
「おい…ジズ」
私はその図太い声の方を瞬間的にむく
「なに?」
「お前…そのモノとか言うやつと知り合いか?」
「ちょっとだけ…」
「そうか…」
その端的な一言を述べたのちその男…Sクラス1位であるガールはその少女の方に行く
彼はこのクラス最強でありXクラスに最も近いと呼ばれている男だ。本名はクラスメイトですら誰も知らない。自分より弱い奴しかいないこのクラスは彼にとっては居心地が悪いのかいつも不機嫌のだ。そんな彼は少し明るい顔をしながら彼女の情報を私に聞いてきた。つまり何かする気なのは容易に想像ができる。
そんな時落ち着いたのか担任がその事実を発表した。
「そうだ!今回は今学期が始まったばかりの転入だからモノにも同じく実戦測定をするからこの中から一人……を決めるまでもないみたいだな…」
そう言い担任はガールのへ行き何かを話している。それは彼女がそのクラスの強さゆえの行為なのかただ単に他のクラスメイトが発狂しているからなのか、私にはわからなかった。
~Eクラス~
「は~っくゅしょん!!」
「どうしたらそんな少女漫画の主人公みたいなくしゃみが出るんですか…」
呆れたような声でそんな言葉をこぼすのは彼方だ。
「どこかで絶世の美女が俺の噂でもしてるっぽいな…」
「そう思うのなら100回ほど死んで来たほうがいいと思いますよ?」
そんなにか…と思いつつも俺は何故かする嫌な予感が当たらないことを信じて授業を受ける…
「さて!それでは例の少女のもとへ行きましょうか!」
わけでもなくまた彼方に振り回されるのであった。




