表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強は目立ちたくないようですよ!?  作者: ゆっくりスー
もう1度のやり直し
108/116

友人

~教室~


「授業数が減ったな…」


座学が終わり、片付けをしつつ俺は呟く。


「まぁ…大体予想はついてはいるけれど…」


鈴はそう言い放つ。間違いなく上位クラス失踪が関係してあるのだろうと言っているのだろう。


「まぁ…俺としては楽になるから別にいいんだが…」


「アンタには今更能力の勉強なんて必要ないものね」


そう嫌味のように吐き捨て鈴はつかつかと歩いていく。


「別に何も特別なもんじゃないんだがなぁ…」


「そんなことないよ~?」


突然背後からかけられたその言葉に多少驚きつつも言葉を返す。


「お前に言われてもなぁ…モノ」


結局あの後校長の圧に負けモノを監視下に置くことになったのだが、モノは今学園で疾走しなかった上位クラスという名目で目立っているのでなるべく近づいてほしくはないのだが…


「で…俺は監視を任命されているが別にそばに置くと入ってないぞ?」


俺はあくまで監視を任命されただけなのでこうやってしゃべらなくてもいいはずなんだが…何故か物は一緒にいたいらしくずっとついてくる。


「だって友達いなくなっちゃったし…暇だもん」


頬を膨らませてそうつぶやくモノ。


「友達いたのか…」


俺が冗談交じりにそう言うとさらに帆頬を膨らませてぽかぽかとたたいてくるが全く痛くない。それはそれとして確かによく考えれば上位クラスの人数は減っているのは明らかだ…


「まぁ…今はいいか」


今度はモノにも聞こえないほど小さな音量で俺は呟くのであった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ