決闘
時間があるときとない時の差が激しすぎる(´;ω;`)
相変わらず不定期です‼
それでもいいよという人はお願いします!(^-^;
「遅いですよ!」
俺の隣でそう叫ぶのは彼方だ。でもそういわれるのは当然だ…今の時刻は午前8時30分
8時登校のこの学校では明らかな遅刻である。
「早く来ないと依頼が受けれないじゃないですか!」
ぜひとも受けないでほしいものである。
「受ける必要なんてねぇよ…めんどくさいじゃないか」
そう俺はため息交じりで言葉をこぼしたがそれが気に入らなかったらしい。
「何でそんなに偉そうなんですか!私の方が絶対あなたより優秀でしょ!」
圧倒的な自画自賛である。なぜ教室の端っこでそんなことを大声で言えるのか?ぜひとも教えてもらいたいものである。
「そんなことわからねえよ」
「!? だったら…」
俺はこの返事を適当に話したことを次の彼方の言葉で後悔することになる
「私と…決闘しなさい!!」
彼女は大声でそう叫ぶ。
「なんでそうなるんだ!絶対に受けない!」
俺は即否定したが、彼女と言い争っているときにクラスメイトの一人が大声で言う。
「そう言えばこいつ…対人戦で逃げたんだったよな!?」
その言葉が彼方の燃え上がる戦闘心に油を注ぐ。
「そうでした…忘れもしないあの屈辱!!あの時あなたが私から逃げたせいで!!私やあなたは実力が測定不能になった!!」
めんどくさいことになったぞ…どうしてくれるんだ!とそいつを睨むがもはやクラスメイトは全員決闘をしろ!というムードになっていた。
「わかったわかった!やるなら早く終わらせよう…」
やらないとこの状況が収まらないと判断した俺は、決闘を受けるのであった。
この学校は、生徒同士の決闘を申し込むことができる。そしてその戦績次第でクラスが上がったりするらしい。そしてその決闘をすることになった俺は決闘の場である校庭にいる。そこまではいい…そこまではいいのだが…
「いけーがんばれー!」
「楽しませてくれよー」
何故か校舎から声が聞こえてくる。そう…何故か観客がいる。なぜ観客がいるんだろうという疑問より、早くこの場を離れたいということが頭を埋め尽くしている。
彼方は俺の前に構えている。開始の合図は担任教師が行うのが普通なはずなのに放送からは校長の声が聞こえてきた。生徒たちが不思議がっている中、校長が言う。
「決闘…開始!」