表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/37

異世界な酒場

酒場編スタートです。


藤田は武道の心得があることになってます。

気づいたらその世界にいた。PVで見たレメゲトン・オンラインの世界。近接戦闘主流の時代に魔法を足した西洋ファンタジー。


はあ、結局あいつは神だったんだろうか


大通りだろうか、切り分けられた石で舗装された道。馬車の揺れる音、入り乱れる多種多様な種族。誰かが開けた窓をつたい日光が目に入ってくる。


暑いな。暑いか、グラフィックはVRゲームのものを流用すれば出来ない事はないだろう。触覚もこのくらいなら再現できる…かな。


ゲームなら痛みが多少和らぐとかあったはず。足の指一つぐらい無くなっても世界を救うのに問題ないよな。


いや、きっと困る、そうにちがいない。だからだめだ切ったら世界を救えなくなる。だから切らない。


となれば次にする事は酒場を探すこと。


看板を 重点的に見る多分ここだろう一番近いっぽいし

【荒くれ者の家】


きしむ音をたてながら扉を開ける。


あれ待てよどこからともなく聞こえてきた天恵()って信じるか普通?


「だから妖精です。お願いします。母の命がかかってるんです。あなたここらで一番の情報屋なんですよね」巫女服を着た女の子がカウンターに身を乗り出しながら凄んでいた。


薄暗い雰囲気からはかなり浮いているその服のせいか、かなりの視線を集めている。


状況を理解するため空いてある席に座る。


「その為にここまでたどり着いたのか!いや~感心するな~。あぁすまないね、妖精だったよね知ってるよ。」


その会話の後に、一番近くにいた二人組の男たちが立ち上がる。藤田より一回り大きな体格そんな男たちが女の子のほうへ音をたてずにゆっくりと近づいてゆく。


「でもねえいくら理由があってもあんな方法で来るのは感心しないな~」


その言葉を合図に、何かを振りかざそうとしていた男の前に藤田が立ちはだかる。


「なんだぁテメエ。この俺の邪魔するってのか?あ、なんかいえよ、どうなんだよ?なあ!?」


一方その頃藤田は

ヤバイ、ヤバイヤバイ、どうしよう!?あいつら絶対闇の住人だよ、強いに決まってる。落ち着け、勇者がその程度で負けるはずがない。そう不思議パワーだ。不思議パワーを手から出すんだよ。


藤田がおもむろに右手をあげ手のひらを相手に向ける。それは周りから見れば相手に止まるよう忠告しているように映った事だろう。それが藤田の知らぬまに相手を怒らせた。


「ああそうかよ。だったら」男が表情をかえる。


一方その頃藤田は

でねえじゃん!不思議パワーでねえじゃん!能力くらい教えろてんだあのやろう。どうすんだよなんか怒ってるよあいつ。


覚悟を決め相手の武器を観察する。


その手にはバールのような物が握られていた。

蛇のような鱗の装飾から生える翼が何処にあるかがわからない握るべき場所を示す。両極にある牙も合わせてそれは


「このドラゴンスレイヤーの錆にしてくれる。」


「兄貴それ道端で拾った変なバールじゃないですか」"兄貴"の動きがぴたっと止まる


「い、良いんだよ、そう俺がこれを使ってドラゴンを倒す。そしたらこれがドラゴンスレイヤーだ!」


「おおお、流石です兄貴、天才の発想!」


一方その頃藤田は

ドラゴンスレイヤーにみいっていた。

バールのせいで名前すら出なくなってしまったチンピラさん可哀想。

「この□□□様の剣の錆にしてくれる!」

そして藤田、お前やっぱり持病があったか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ