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鳥居のむこうは別の世界(旧:異世界でヒロインとサバイバル共同生活する話)  作者: ふすまを閉めてく猫。
第3章 力になれることがあるのなら、力になりたいと思う
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95 彼らの話




 男達の話を聞いた。


 どうやら彼らはここから30分程下った先にある、山間やまあいの集落の人間らしい。

 普段は村にも結界が張られており、こんなご時世でも比較的安全に生活していたのだが、ごく最近結界が機能しなくなり、今は毎晩黄泉(よみ)がえりの被害に遭っているのだとか。


 結界の修理に人を呼んではいるが、今しばらくかかるとのことで、彼らはジド国や北国シーラなどの退魔師たいましに村を警護してもらえないかと頼みに出たところだと言う。


 そしてオレ達もオレ達で、ジド国が落ちたことを伝えた。

 彼らはとても驚いていたが、巨大な蛇の話をすると納得した。


 あれは西方の村をいくつか飲み込んだ、『村喰むらぐいの大蛇おろち』と呼ばれている名のある祟神さいしんなのだそうだ。

 それはともかく「不幸中の幸い、退魔師たいましさん(オレ達のこと)が来てくれた。どうか結界が治るまで村を守ってほしい」──そう言われた。


「どうしますかフブキくん」

「そうだな……」


 オレ達三人で相談する。

 彼らは若いオレ達に対しても物腰丁寧だった。

 2Mトリオみたく、見た目だけで人を見下し舐めた態度をとるやからとは違う。


「とりあえずついてくか。誠実そうな人たちだ」

「そうね。大丈夫だと思う」


 山中で武器を持った男たち5人との遭遇。

 だが少し見て、彼らは戦闘においてたいした能力がないと理解わかった。


 普段は畑を耕す農夫さんなのだろう。

 武装も5人中2人は、草を刈るかままきを斬る手斧ておのだった。

 軽く相談し、すぐに村へついていくことを彼らに伝える。


「ありがとうございますだ」


 彼らのなかで、一番年輩の人が頭を下げた。



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