81 ムーコ、烈風の薙刀を試す!
「はぁああああ……っ ──烈風斬りっ!」
──ズバァン!! ズブファーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!
ムーコの一振りで、2~3体の骸骨をぶった斬られる。
そして同時にそこから発生する強力な風が、奥に控える5~6体の骸骨までもを吹き飛ばす。
無防備な状態で転がる骸骨たち。
それらをオレとナタリが急所破壊して、確実に『呪物化』させていく。
──『烈風の薙刀』
ムーコが新しく手に入れた薙刀だ。
オレ達は今、この薙刀の性能を試す為に『見習いの森』に来ている。
「いきますっ! ──烈風斬りっ!」
──ズバァン!! ズブファーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!
ぶった斬られ、吹き飛ぶ骸骨たち。
オレとナタリですかさず『呪物化』させる。
「オラッ!」
「やあっ!」
──バキッ! グシャメキ! ズバンッ! グシャッ! バキメキッ! グシャン!!
3人でどんどん骸骨共を倒していく。
烈風の薙刀は、付加効果で振った後に強力な爆風を出すが、それはあくまで風。吹き飛ばすことは出来ても斬っているわけではないので、オレとナタリでちゃんと急所破壊していかないと骸骨は倒せない。
だが──烈風の薙刀でのこの戦法、試してみたらとても良い。
いや、はっきりいって無双状態だ。
槍持ち骸骨だろうと二刀流骸骨だろうと、オレたち三人の勢いを止めれない。
今朝──つい2時間程まえから始めた骸骨狩りだが、すでに40体もの骸骨を『呪物化』しただろうか。
ついさっき遭遇した20体もの骸骨達も、すでに殲滅し尽くす勢いだ。
「──烈風斬りっ!」
──ズバァン!! ズブファーーーーーーーーーーーッ!!
オレとナタリで、すかさず急所破壊。
どうやらこれで、20体集団を倒しきったようだ……。
「はぁ、はぁ、はぁ……っ」
ムーコがこちらに来る。
息が……あがっている?
「ふ、フブキくん……」
いきなり彼女が倒れかかってきた。
「うおっ……だ、だいじょうぶか?」
なんとかムーコを支える。
「あの……はぁはぁ……」
「ど、どしたムーコ」
「これ……はぁはぁ……すっごく……はぁはぁ……疲れます」
そう言ってぐったりするムーコ。
これって……この戦い方が?
いや、ムーコはこの程度じゃバテない。それはともに骸骨狩りをやって来てわかってる。
てことは──
「薙刀に問題が?」
「はい……なんか烈風を出すと……はぁはぁ……やたら疲れる気がします」
「……マジかっ」




