64 対策
夜。
あれからテントでしばらく休んだあと、銭湯で汗を流し、夕食をとり、またテントに戻ってきた。
仲間の募集条件は、夕食時に3人でしゃべりながら書いて決めた。
薄暗いテントのなか、オレはそれを見ながらまったり横になっている。
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募集内容:骸骨狩りを一緒にやる仲間。
募集条件:骸骨をどんどん倒していける人。誠実な人。信頼関係重視。
(※面談後、採用の場合は3日以内に連絡します)
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……ちょっと厳しすぎるかも知れないが、命を預けることになるかも知れない仲間だ。多少時間がかかっても慎重にいくべきだろう。
これで良い仲間が出来ればいいのだが……。
「フブキくん。あの……」
となりで寝転がっているムーコが話しかけてきた。
「うん?」
「仲間も良いと思うのですが、装備を整えるのも良いかと思います」
「装備?」
「はい。強力な武器が手に入れば、骸骨をより早く倒せるようになるかも知れませんし、しっかりした防具を身につければ怪我をせず、より攻撃に専念できてこれまた早く倒せるようになるかと」
「なるほど……それなら今回のピンチも」
「はい。より安全に対処できるようになるかと思います」
確かに……ムーコの言うとおりだ。
「というわけで、よろしければ明日、武器や防具が売ってるお店を見に行きませんか?」
武器や防具か……。
「あ、あたしもっ! ようやくお金貯まってきたし、寝間着に枕に……テント用のランプも買いたい!」
今まで黙っていたナタリが、思い出したように言った。
「ああ、そういやそれ買いに行こうって言ってたな」
骸骨の大襲撃で、色々あって忘れていた。というかお金がなかった。
ここ最近も骸骨狩りばかりで、日用品もほとんど買っていない。
「そうだな。じゃあ明日の午前中は、骸骨狩りを休みにして買い物に行くか」
「うん!」
「行きましょう」
「あ、でも枕はいらなくね?」
まくらは服を折り畳んで代用していた。なければないでなんとかなる。
「え、いるよ絶対っ」
「そうか? なんなら枕なしでもオレは寝れるぞ」
「じゃあ……枕は2つでいいね」
えっ……。




