55 二日間
2日が過ぎた。
骸骨狩りは思ったよりも簡単にやれた。
もちろん危険は多い。
無茶をすれば怪我もする。
道すがら、怪我をして仲間に運ばれている、おそらくオレと同じ『退魔師見習い』を何人か見た。
もしオレが彼らのような怪我をしたら、ムーコやナタリが困るだろう。
ていうか、人に運ばれるほどの怪我なんかしたら、一人でいるオレは助からない。
だからもう無茶だけはしないようにと、自分を律した。
具体的には骸骨を、罠にハメることに徹底。
中型のシャベルを購入して、大きな落とし穴を作る。
深さ2M、横幅2M、縦幅1Mの大穴だ。根性で掘った。
穴の表面は、あたりが落ち葉だらけなので、木の枝と落ち葉で簡単にカムフラージュ出来る。
骸骨を引きつけて、オレがさりげなく穴の上を飛び越えると、奴らは気づかずに落ちる。
あとは前もって周りに集めておいた大きな石を上から投げまくって、骸骨の手足を破壊し、動けなくなったら退魔刀で止めを刺しに降りる。
それで倒せるので、後は『呪物と石を回収→穴を直し→骸骨をおびき寄せる』の繰り返し作業。
それを延々と繰り返した。
経験則的に、2体組の骸骨なら大体みんな一緒に落ちるので、それ以上多い骸骨たちには手を出さないことにする。
それで、昨日は22体。今日は朝から昼までの五時間ほどで9体狩れた。
おそらく一日の平均討伐数は20体前後で、平均収入は200ポウ×20体の4000ポウになるだろうか。時給換算すると泣けてくるので、それはやめることにした。
ただ運が良いと、たまにお金を鎧に仕込んでいる骸骨などもいて、これまでに2000ポウと1250ポウをありがたく頂戴することもあった。
そんな感じで、オレ自身は何も強くなれないけれど、『罠にハメること』に徹底すればさほど難しくはない。
思えば初日は時間がなかったとはいえ、『槍持ち骸骨』相手に無茶しすぎたとも言える。




