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鳥居のむこうは別の世界(旧:異世界でヒロインとサバイバル共同生活する話)  作者: ふすまを閉めてく猫。
第3章 力になれることがあるのなら、力になりたいと思う
113/131

113 戦闘開始!




「な、なんだこいつら!」

「並の退魔師たいましじゃねぇ! 強ぇ!!」


 山賊たちはそこまで強くなく、オレとメイでどんどん倒していけた。

 人間相手に戦った経験はほぼないが、ムーコの武芸のおかげだ。

 かなり余裕をもって倒せる。


「オラッ!」


 容赦なく山賊のあたまに退魔刀たいまとうを振り下ろす。

 悪人相手に手加減する気もないし、ナタリたちを助けるために確実に倒さなくてはいけない。

 すぐに20人ほどの山賊たちのうち、14人くらいを地に沈めた。


 残りはボスっぽい山賊のかしらと、その取り巻き連中。

 武器や装備もしっかり身につけている。


「ちっ。面倒な奴らだ。あれを開けろ」

「へ、へい」


 山賊頭さんぞくがしらが取り巻きに命令する。

 取り巻き連中が取り出したのは、なんかうす汚れたいくつかの木箱きばこ


「それは……っ!」


 メイが叫ぶと同時に、その木箱が開けられる。


 

 ──ぶわぁあああああああああああああああ!!

 ──ぶわぁあああああああああああああああ!!

 ──ぶわぁあああああああああああああああ!!

 ──ぶわぁあああああああああああああああ!!

 ──ぶわぁあああああああああああああああ!!


 

 木箱から黒い煙が大量にまき散らされる。

 そして──


 その煙の中からいくつもの骸骨がいこつ

 いや、面山賊めんさんぞくも……落ち武者だるまもいる!

 なんと、ぱっと見50()もの(・・)黄泉・・()()目の前に現れた!


「なんだこれ!? いきなり!」

「『黄泉よみばこ』だ! 討伐した黄泉よみがえりの呪物じゅもつを入れておくことで、開けたときに復元ふくげんされた黄泉よみがえりを出すことが出来る宝具ほうぐ!」


 マジか!! そんなものが……!


「やれ」


 山賊(がしら)の命令で、取り巻きの一人がへんてこなふえを取り出し吹く。

 すると、出てきた黄泉よみがえりたちの目がブゥゥ……ンと妖しく光り──オレ達に襲いかかってきた!


 そういや、黄泉よみがえりを操る宝具を持っているって聞いたっけ!

 迂闊うかつにもそれを忘れていた!


「仕方ない! フブキくんあれを!」

「……! わかった!」


 オレはメイから貰った『道満符どうまんふ』を取り出す。


「ここが勝負どころか……。高価だが仕方ない。僕も全力でやろう」


 メイも背負い箱から変なおめんを取り出し、顔につける。


「『殺戮形式さつりくけいしき』起動。対価は──キミ(・・)たち(・・)()()()()()()!」



   ◇


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