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鳥居のむこうは別の世界(旧:異世界でヒロインとサバイバル共同生活する話)  作者: ふすまを閉めてく猫。
第3章 力になれることがあるのなら、力になりたいと思う
102/131

102 反省




「お怪我はないですかフブキくん」

「ああ、大丈夫……。怪我はない」


 でも…………。

 運が良かっただけだ。

 あの骸骨がいこつ阿修羅骸骨あしゅらがいこつ連撃れんげきは、かなり早かった。一度でもミスれば大怪我につながったかも知れない。


「ご無事で良かったです」


 そう言って、ムーコがほっとした表情を見せた。

 幸い腰を抜かした村人さんも怪我はなく、ヤナギダさん達が来て彼を家まで運んでいく。


「ごめんムーコ。……油断した」


 オレはムーコに謝る。

 ていうか、慢心したのかも。


 慣れた敵。骸骨。

 それで問題はないと判断した。

 でもその判断が、村人さんを危険な目に遭わせてしまった。


 黄泉よみがえりには、解らないことの方が多いというのに……。


「フブキくんは、私を少しでも休ませようとしてくれたのでしょう。おかげで山歩きの疲れはすっかりとれました」

「ムーコ……」

「大丈夫です。幸いこちらに怪我人はなく、村人さんも無事です。『村を守る』という目的は出来ていますよ」


 そう言って、微笑むムーコ。

 確かにそうだが……。


骸骨がいこつでも未知・・()モノ(・・)()()()。今後はそれも気をつけていけば問題ないでしょう」


 ムーコ……。


「それに、多少予測してない困難に見舞われても、それを(・・・)()える(・・)()、というのも大切です。今回フブキくんは、不測の事態にも関わらず村人さんを守り、無事困難を乗り越えました。誠にお見事だと思います」


 そう言って、誉めてくるムーコ。

 ……なんだが甘やかしすぎである。


「それにしても、フブキくん。よくあの骸骨がいこつの攻撃をさばけられましたね」

「え……ああ、それは何とか。退魔刀たいまとう一本借りれたし」

「普通は二本あっても捌ききれないと思うのですが」

「そうか? 気合いでなんとかなったぞ」

「……もしかしたらフブキくんは、動体視力や反射神経が良いのかも知れませんね」

「……そうかな?」

「はい。少なくとも私は、あんな至近距離であれだけの攻撃を捌けません」

「えっ。そうなの?」

「はい。薙刀だからというのもありますが、たとえ私がフブキくんと同じ2本の退魔刀たいまとうを手にしたとしてもあそこまでは無理です」

「そうなんだ……。いや、でもオレだいぶ危なかったし、マグレのようなもんだよ。次やったら痛い目みるだろうから、もうあんな状況にならないよう考えなくちゃだ」

「そうですか……」


 それから次の見張り交代だが、「フブにいが先に休んでいい」とナタリに言われたので、その言葉に甘えて先にテントに入る。


 ちょっと骸骨戦で神経使いまくって疲れた。

 山歩きの疲れもあり、あっという間に意識が落ちた。




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