2章ー2「意思」
更新が遅くなって申し訳ございません。
現実の生活が忙しくて書けませんでした。
遅くなったお詫び(?)に今回の話は少し長めにしてあります。
「ハァ・・・ハァ・・・」
ダダダダッ
「「ドアが閉まります。電車から離れてください」」
「龍一‼乗るよ‼走って‼」
「もう走ってるよおお‼」
ダダダダダダダッ
「滑り込んでえええ‼」
「えええ!?まじで?もう半分ドアしまって・・・ちっくしょおおおお」
僕らは宙を舞う・・・これが青春ってやつだろうか・・・
「ふぅ・・・ほんと乗れてよかったな龍一」
「・・・」
「そう怒るなって。龍一がドアに挟まれなかったら電車に乗れなかったんだから笑」
そう、ヘッドスライディングで何とかドアに挟まり、ドアをもう一度開けることができたのだが周りの目が恥ずかしい・・・。
何あの子達、常識ってもの知っているの?って感じで回りに見られている・・・
「あん・・・隣の車両に移動しようぜ・・・。ってかそんなに急ぐ必要あるのか?」
俺はあんに問いかける
「うん。結局1級天使は許してくれなかったからね。今にも強制的に龍一を処刑しようとする使徒が下界に降りてくるんじゃな・・・」
そこまで言いかけてあんは急に俺の腕を引っ張り全力で走る
「走って龍一‼」
「走ってって・・・ここ車内だぞ!?・・・どこに・・・」
「久しぶりねあん」
目の前に高校生くらいの女性があんに声をかける・・・そして、1歩ずつ距離を詰めてくる
「う、ウリエルさん・・・」
あんは俺を隣の車両に押し込むとウリエルの方に向かい合い凄い剣幕で話している。内容はわからなかったが、恐らく彼女が俺を殺しにきた使徒天使なのだろう。俺に今できることなんて何もない。だからせめて・・・あんの邪魔にならないようおとなしく隣の車両に逃げ込むのだった。
「そこをどいて頂戴、あん」
龍一のいる車両にウリエルを通さないよう立ちふさがるあんにウリエルは冷たく言う
「今なら・・・見逃してあげる。私だって本当は妹の友達にこんなことしたくないわ。だけど、やっぱり幸せ平等の定理を守るためには仕方ないの。」
ウリエルは優しくあんに諭す・・・だが、
「ウリエルさんごめんなさい・・・それは・・・できません・・・」
「そう・・・残念ね」
ウリエルはそうつぶやくと装飾物のピアスが輝きだし、手には刃渡りが1メートルはあるであろう「覚悟の剣」を握っていた。
さすが・・・4級天使・・・リリィの「覚悟の剣」なんて包丁程度の大きさだったのに・・・
「あん・・・。考え直して・・・今なら引き返せる。上級の天使になる天使は人間への感情移入なんてしないわ。私はあんがそこをどかないならあんを殺して、龍一も殺すわ。リリィほど私は甘くないわよ?」
優しくも冷たいウリエルの言葉にあんはウリエルは躊躇なく自分を殺せると直感した・・・
怖い・・・。仮に自分が死んでも、龍一は助からない。だったら二人死ぬことはない・・・。どうせ龍一は死ぬのだから自分が今道を譲って生き残ればいいのでは・・・?そんな思考がぐるぐるとあんの中を駆ける・・・
でも・・・
「ウリエルさんは・・・どれだけ頑張っても認めてもらえなくて辛かった私の気持ちがわかりますか?」
「私は他人の気持ちなんて理解できないものだと思っているわ。どれだけ理解しようともその解釈は個人のものであって決して同じ気持ちを共有しているとは思えないもの。」
「そうやって難し気なこと言って上級天使気取りですか?
私は・・・もう決めたんです」
そう、私は誓った。龍一に感謝されたときに・・・・
龍一の力になるって・・・
それすら守れないなら・・・私は・・・何のために生きているんだ・・・
決心したあんは装飾物の腕輪を輝かせて「覚悟の剣」を生み出す・・・
何故かウリエルは少し微笑んで私に言った
「決めたのね。迷ったまま死なれるのは困るからね。死にそうになってももう命乞いは聞かないから。
行くよ?」
私は初めて他人に逆らった。自分の意思を貫くために




