5章ー1「love at first sight」
あの戦いから時は過ぎ龍一は大学生になっていた
俺は今日も生きている。あれからもう8年が過ぎた。
俺はもう大学生だ。なんとなく生きてなんとなく勉強してなんとなく遊ぶ。そうやって時間を無駄にしている気がして、なんとなく嫌だった。
「ねぇ、龍一?龍一って彼女とか作らないの?」
これは最近よく聞かれることだ
「ああ。なんか作る気にならなくて・・・」
小学生の時好きだった人と大きくなって付き合うなんてほとんどない。現実は付き合える人と付き合ってヤりたいから彼女を作る。
人間は夢を追う生物というけれども代替可能なものがあればそれで妥協する。そうやって自分の心を保っている。
でも、俺にはそんな気になれなかった
「でももう龍一20歳になっちゃうよ?いいの?」
「・・・うん。いいんだ」
今、妥協した人を好きになって愛することが幸せだとは俺は感じられないから・・・
ああ、俺はなんで今生きているんだ?
死にたいわけじゃない
だけど、どうして生きているのかわからなくなったとき俺はよく高い場所に向かう。
JR大阪駅のすぐそばのビルが最近のお気に入り場所だ。
この場所は様々な店がビルの中にあり、ビルからビルへ移動する際に電車も見える。
ここの屋上から俺はぼぉっと外の景色を眺めていた
突然空が眩く光る。
「なんだ、今の・・・?」
俺は少し気になったが考えるのを辞めてまた目線を下に向けて過ぎ行く人々を上から眺めた。
「嫌、イヤァッ」
人混みのなかを叫びながら人の流れに逆走する少女が目に入った。
人々は何も気にせず歩いているのに少女には何かから逃げている。
そう、天使だ。俺の目にも天使が写った
一年ぶりに続きを書きます。よろしくお願いします




