4章ー3「自己満足」
毎日投稿とかいいつつ初っ端から遅れて申し訳ないです
「ごちゃごちゃ言ってんじゃねーーーーー!」
龍一はガヴリエルのもとに飛び殴りかかる
パシィッ
ガヴリエルは龍一の繰り出す拳を受け止め、口を開く
「これは全部・・・貴方のせいだ。
貴方が「幸せ平等の定理」に逆らったからあんが死んだ。友子が死んだ。」
「違う!俺のせいじゃない!お前が・・・お前が殺したんだ!」
泣きながら龍一は言い返す
「私に殺させたのは貴方だと言いたいんだ」
「違うって言ってるだろおおおおお」
龍一は受け止められた逆側の拳でガヴリエルを殴ろうとする
・・・
ドゴァッ
しかし、その拳が届く前にガヴリエルに殴り飛ばされる
ズザァアアアア
龍一は擦りむいて、あちらこちらから血が出ているので起き上がることもままならない
「ち、畜生・・・」
倒れている龍一に向かってガヴリエルはさらにしゃべりだす
「だが、君のせいばかりにはできない。友子を殺したのは私の大きなミスだ。「幸せ平等の定理」に反することを私自身がやってしまったからね。
そのせいで「幸せ平等の定理」が狂ってしまった。この狂いを調整するために私は「桜木 龍一」を処刑するのを取りやめるよ。
君はこれから「幸せ平等の定理」に反したことを反省しながら生きてゆくことだな」
「お前・・・。本当に無慈悲だな・・・」
「何を言っているんだ?私は人類全体を愛している」
「違う!そんなのは愛っていわねぇ・・・てめぇら天使に愛など存在しない!
お前には・・・お前には・・・本当の人間の気持ちがわからねぇのかよ・・・」
龍一は泣きじゃくりながら話す
「・・・下賤な生物の気持ちはわからないね」
ガヴリエルは冷たくそう言い放ち、翼を広げ天界に帰ろうとしたとき
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
さっきまで泣きじゃくっていた龍一が狂ったように笑い出した
「そうだよ、お前ら天使は人間の思考なんて考えようともしない。お前らはただ天界から下賤な生物だと見下して自己満足で人間の願いを叶えているだけだ!
そう「幸せ平等の定理」だって同じだ!
なにが幸せだよ!人間の気持ちもわからないやつらの考えた幸せが人間の幸せなわけないだろ?
結局天使〔お前ら〕は自己満足に浸っているだけの屑なんだよ❕」
ガヴリエルは振り返り龍一をにらみつける
「貴方、いま「幸せ平等の定理」と我々天使を馬鹿にしましたね」
「そうだよ?馬鹿にしたよ?だったらどうする?また、自己満足で俺を殺すか?」
少しガヴリエルは考え込んだ後
「いえ、殺しはしません・・・が、やはり許せません」
ダダッ
ガヴリエルは「覚悟の剣」と翼をしまって拳を握り龍一の方に走り出す
「へへ、愛はなくても怒りは感じるんだな!安心したよ!だけどな。それって結局
人間〔おれ〕と天使〔お前〕に違いなんてないってことなんだよ!
俺だってお前を許さない」
龍一がさっき殴られ飛ばされたところはちょうどあんが死んだ場所だった。そこに転がっていたあんの腕輪を龍一ははめる
「俺は好き勝手に人間の死を操るお前らを許さない!いつかきっと必ずお前ら天使を滅ぼす!」
龍一は根性で立ち上がり拳を握りガヴリエルを迎え撃つ気満々だ
「「ああああああああああ」」
両者が拳を繰り出す刹那〔とき〕龍一のはめていたあんの腕輪がわずかに輝いていた
次の話が少年編最終話になります




